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主軸離脱も「次」の力の台頭と伝統の我慢強さ。佐野日大がPK制し、宿敵との栃木決勝へ

ゲキサカ / 2022年6月16日 12時56分

 そのPK戦は先攻・佐野日大の青木と小竹が連続で成功したのに対し、後攻・宇短附は1人目のシュートがクロスバーをヒット。さらに2人目のシュートは佐野日大GK平岡が読み切り、ストップする。佐野日大は3人目のシュートが枠上。だが、直後にGK平岡が連続セーブの大仕事をしてのける。最後は緒形が右足で決めて3-0。関東大会予選決勝の雪辱を果たした。

 佐野日大は我慢を強いられる時間帯も長かったが、ピッチに立った17人が佐野日大らしさを表現した。海老沼監督が「先輩たちのウリを引き継いでくれている」と評価する戦い。槙田も「去年、ベンチから苦しい試合を耐え切って勝つところを自分は見ていた。佐野日大の良さだと思っているので、そこは受け継がれているかなと思っています」と胸を張る粘り、我慢強さを示し、15年以来となる全国大会出場へ王手をかけた。

 佐野日大は、決勝で宿敵・矢板中央高と対戦する。相手は17年度選手権以降の全国大会予選で無敗。また、県リーグの佐野日大に対し、矢板中央はAチームに加えてBチームもプリンスリーグ関東に参戦中だ。海老沼監督は「全然上のリーグにいるから矢板さんとやる機会がないので、こういった時に戦って、肌で感じることが大事なので、ただ戦うだけでなく力が身につくように」と期待する。準優勝が続いているチームの目標はもちろん、勝利。槙田は「まずは自分中心に絶対に失点をしないこと。今日みたいに苦しい試合になっても慌てずにチャンスは絶対に来るので、まずは守り切って最後しっかり勝ち切れるようにしたい」と誓った。主軸不在の中でも伝統の力や強化してきた力を発揮する佐野日大が、今回こそ矢板中央を上回る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2022

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