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「オレたちが新たな歴史を創る」。日本一を真剣に狙うカナリア軍団、帝京が粘る駒澤大高を振り切って全国切符!

ゲキサカ / 2022年6月19日 19時21分

2大会連続で全国出場を決めた帝京高は日本一を真剣に狙う

[6.18 インターハイ東京都予選準決勝 帝京高 1-0 駒澤大高]

 もちろん過去に先輩たちが築いてきた栄光は知っている。だが、彼らは自分たちがその上に成り立っていることも理解しながら、新たな歴史の創造者となるために、このカナリア色のユニフォームで戦うことを決めたのだ。

「彼らは過去の帝京の華やかな部分は見たことがないんです。生まれてもいなかったわけですから。だからこそ、『自分たちが新しい歴史を作るんだ』と。それは僕たちスタッフも同じ気持ちなんです」(帝京高・日比威監督)。

 真剣に日本一を狙うカナリア軍団、再び全国へ。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技東京都予選準決勝が18日に開催され、FW橋本マリーク識史(3年)の決勝ゴールで駒澤大高に1-0と競り勝った帝京高が、2大会連続33回目の全国大会出場を決めている。

 駒澤大高の狙いはハッキリしていた。「我々よりも2ステージ上にいる相手ということで、リスペクトしながら準備はしてきたんですけど、当日はリスペクトし過ぎずに強い気持ちで戦って、我慢するところは我慢して、最後にエネルギーを掛けるところを作って、しぶといゲームができればと思っていました」と亀田雄人監督。押し込まれることは想定済み。DF笠間吉孝(3年)、DF丹治風登(3年)、DF井口真寧(3年)、DF和田海磨(3年)、MF山口航生(2年)の4バックプラス1で後方を固めつつ、機を見た素早いアタックに活路を見い出す戦い方を徹底。前半21分には右サイドをFW岩下和磨(3年)がドリブルで運び、そのままクロス。ニアに飛び込んだFW加茂隼(3年)はわずかに届かなかったものの、狙いの一端を披露すると、24分には加茂が単騎で右サイドを切り裂き、際どいシュートまで。“駒澤らしさ”を随所に滲ませる。

 一方の帝京は「リスペクトされたことで、相手が引いているから前半はボールを動かし切れずに、いつもと違う感覚で戸惑った部分はありますよね」と日比監督も話したように、なかなか効果的な手数を繰り出せず。25分にはFW齊藤慈斗(3年)の力強いポストプレーから、抜け出したMF山下凜(3年)の左足シュートはクロスバー直撃。先制点は奪えない。前半は0-0で40分間が終了した。

 ハーフタイムに、指揮官はねじを巻きなおす。「『とにかく動かせ』と。『ボールに触らないとオマエらの良さは出ないよ』ともう一回確認しました」(日比監督)。帝京は実力派のドイスボランチ、MF押川優希(3年)とMF田中遥稀(3年)を軸にボールを左右に動かしながら、後半に入ると一気にアクセルを踏み込む。

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