攻撃力に加えて粘り強さ、勝負強さも強みに。昌平が18年以来のインターハイへ
ゲキサカ / 2022年6月20日 20時24分
[6.19 インターハイ埼玉県予選決勝 昌平高 2-1 成徳深谷高 NACK]
令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技埼玉県予選は19日に決勝を行い、昌平高が3大会ぶり4回目の全国大会出場を決めた。昌平は決勝で初優勝を狙う成徳深谷高と対戦。前半にU-17日本高校選抜MF篠田翼(3年)とFW平叶大(2年)が決め、2-1で競り勝った。
距離感良くボールを動かすことやアタッカー陣の個人技といった昌平の特長とされる部分よりも、粘り強さ、勝ち切る強さが光る決勝戦だった。U-17日本高校選抜CB津久井佳祐主将(3年)が「後ろが守り切る、粘り切るのは今年の良さなのかなと思います。今年、まだ公式戦負けていないので自信になっています」と評した今年の強み。藤島崇之監督は「しっかりと粘り強くやるところなどを表現してくれたので結果に繋がったと思います。上手く行かない中でも勝つというところの大切さもありますし、次のステージでしっかりチャレンジできることはすごく大切なこと」と頷いた。
今季、プリンスリーグ関東1部で3勝2分の暫定首位。ともにU-17日本代表のCB石川穂高(2年)とFW小田晄平(2年)らが怪我で不在の昌平は4-2-3-1システムを組んだ。GKが上林真斗(3年)、右SB上原悠都(1年)、CB津久井、CB今井大翔(3年)、左SB武村圭悟(3年)、中盤中央に佐藤海空斗(3年)と土谷飛雅(2年)、右SHがU-19日本代表候補MF荒井悠汰(3年、FC東京内定)、トップ下が篠田、左SH佐々木小太朗(3年)、1トップを初先発の平が務めた。
一方の成徳深谷は準々決勝で前回王者の正智深谷高、準決勝でプリンスリーグ関東1部の西武台高を破って初の決勝進出。代表決定戦は埼玉県代表が2枠だった18年以来の挑戦だ。4-4-2のGKが木村航大主将(3年)、右SB辻本晴也(3年)、CB小久保伊吹暉(2年)、CB増子颯竜(3年)、左SB鈴木嵐(2年)、中盤の底に高橋流(3年)が構え、右MF松田陽瑠(3年)、左MF安野心富(3年)、トップ下が和光翔夢(3年)、そして2トップに平井心瑛(2年)と秋本光瑛(2年)が入った。
前半、成徳深谷の為谷洋介監督は「入りのところからバタバタしすぎて、昌平さんをリスペクトしすぎているのか、観客とかスタジアムの雰囲気に飲まれてしまっているのか、出足が遅い、上手く踏み込めないのか、そのようなことが感じられて……」と振り返る。
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