心に響いたクロップの言葉「拓実は拓実のままでいい」。リバプール南野拓実が著書『Inspire Impossible Stories』出版イベントに出席
ゲキサカ / 2022年6月25日 6時30分
日本代表のMF南野拓実(リバプール)が24日夜、初の著書『Inspire Impossible Stories』(6月30日発売)の出版を記念したトークイベントを行った。客席にはリバプールのユニフォームに身を包んだファンも多く来場し、イベント中には南野に温かいメッセージも送られた。そうした中、南野は世界最高峰のビッグクラブでプレーする刺激や責任について熱を込めて語った。
講談社とオフィシャル・グローバル・パートナーシップ契約を結んでいるリバプールでプレーする南野は今年1月、講談社のInspire Impossible Storiesアンバサダーに就任。「Inspire Impossible Stories」とは講談社の創業以来の理念である「おもしろくて、ためになる」を英語で表現したもので、南野にとって初の著書のタイトルともなった。
イベントには著書の構成を担当したスポーツライターのミムラユウスケ氏とともに登壇。冒頭で南野が「19歳の時にオーストリアへの海外移籍を決断したことがサッカー人生の一番のターニングポイントでした」と切り出すと、ミムラ氏が現地で取材していたザルツブルク時代の秘話が明かされた。
ミムラ氏が記憶に残っているのは南野が20歳の頃のこと。オーストリア西部のアルタッハでのアウェーゲーム後のミックスゾーン取材を終えた後、南野が突然「今日はわざわざ遠いところまでありがとうございます。気をつけて帰ってください」と声をかけてきたのだという。
思わぬ“いい人”エピソードに「覚えてなかったです」と苦笑いを浮かべた南野。それでも「オーストリアリーグでプレーすると、日本のサッカーニュースになることはなかったし、現地に足を運んで取材してくれることがありがたかった。そうして取材をしていただいてニュースで知ってほしいと思っていました。だから自然と『来てくれてありがとうございます』という言葉が出たんだと思います」と当時を振り返った。
セレッソ大阪で若くしてレギュラーを掴んで海外移籍を果たした南野だったが、オーストリアのリーグ戦は日本でのテレビ放送もなく、なかなか注目を浴びることが少なかった。移籍の決断については「早く海外でプレーしたいと思っていたし、抵抗はなかった」とはいうが、孤独感を感じることも少なくなかったという。
「海外で一人で生活していたので、サッカーで夢を掴むために来たけど、試合で思い通りにいかず、一人で落ち込む時期もありました。家に帰っても誰もご飯を作ってくれるわけでもなく、自分でご飯を作って寂しく眠ったり、そういうのを乗り越えてきました」
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