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[プレミアリーグEAST]みなぎってきた圧倒的な「山田のエネルギー」。青森山田は横浜FMユースにアウェイで快勝!

ゲキサカ / 2022年6月27日 7時5分

 34分のスコアラーは、高精度キックを誇る2年生ボランチ。青森山田はこの日のホットエリアとして機能していた右サイドへの展開から、開いた津島が丁寧なクロス。ニアで川原が潰れると、ファーで待っていた芝田は「絆が中で呼んだので左足でクロスにしようかなと思ったんですけど、寄せてきた相手を切り返したらコースが見えたので、振った感じでした」と鋭いフェイントからコントロールシュート。ボールは右スミのゴールネットへ吸い込まれる。「左からのシュートは練習でもやっていたので、それが出たのかなと思います」と笑った16番のプレミア初ゴール。青森山田がペースそのままに先制して、最初の45分間は終了した。

 後半もゲームリズムは変わらない。6分は青森山田。芝田の鋭い縦パスから、単騎で抜け出した小湊はGKをかわすも、懸命に戻った横浜FMユースのCB石井琉晟(3年)が間一髪でクリア。その流れで獲得した右CKを芝田が蹴り込み、ファーで合わせた津島のヘディングは、叩き付け過ぎて枠を越えたものの、追加点への意欲を打ち出したアウェイチームの歓喜は、その直後に。

 7分。横浜FMユースがゴールキックから始めたビルドアップを、寄せた津島がカット。こぼれ球を拾った小湊は右へ流れながら、キックフェイントでマーカーを滑らせ、「キーパーが距離を詰めるのが速いと前半から感じていたので、そこをうまく使いながらチップで流し込めたらいいかなと思って」巧みなチップキックを披露、ボールはゆっくりとゴールネットへ吸い込まれる。10番のエースは実に開幕戦以来、9試合ぶりのリーグ戦ゴール。点差は2点に広がった。



 まずは1点を返したい横浜FMユース。15分にはU-18日本代表候補のMF松村晃助(3年)が右から仕掛け、望月が打ったシュートは枠の上へ。以降もMF細川楓(3年)やFW佐藤未来也(3年)と交代カードを切っていくものの、青森山田守備陣の高い集中力の前になかなかエリア内まで侵入できない。

 38分に細川が狙ったシュートは小泉がブロック。直後に佐藤が左サイドから仕掛けるも、途中出場でボランチに入ったDF三橋春希(3年)が果敢なタックルで阻止。「ボランチでもフォワードでも何でも、足の骨が折れても何してでも身体を張ってやろうと思っていた」と言い切る、本来はCBの4番が渾身のガッツポーズを見せる。終了間際の90+4分には、途中出場のFW大當侑(2年)が鋭いドリブル突破を見せると、身体を入れてカバーに入ったDF渡邊来依(3年)はゴールキックになった瞬間に左足が攣ってしまう。タイムアップの瞬間まで、青森山田の勝利への執念はいつも以上に発散されていた。

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