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[プレミアリーグEAST]躍進の鍵は、攻撃力にあらず。圧倒的な守備の強度を誇る川崎F U-18がFC東京U-18との上位対決に完勝!

ゲキサカ / 2022年6月27日 21時29分

勝利後はチーム全員でハイタッチ。川崎フロンターレU-18の勢いが止まらない

[6.26 高円宮杯プレミアリーグEAST第10節 FC東京U-18 1-3 川崎F U-18 東京ガス武蔵野苑多目的グランド]

 負けず嫌いの敵将が、悔しい想いを押し殺しながら紡いだ言葉に、この首位を快走するチームの凄味が凝縮されている。

「攻撃の方は想定通りでした。自分たちがちょっと緩めればやられますし、それでも上回られる部分は想定内だったんですけど、守備の強度は想像以上だったので、僕たちスタッフがもう少し良い発信をしていないと難しかったのかなと。想定よりも選手は圧を感じたというところだと思います。むしろ、こっちがどのくらい噛みついて守備ができるかというところで、先にやられて、こっちの腰が引けたというゲームでした」(FC東京U-18・奥原崇監督)。

 圧倒的な守備の強度がもたらす、昇格組の快進撃。26日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグEAST第10節、3位のFC東京U-18(東京)と首位の川崎フロンターレU-18(神奈川)が対峙した上位対決は、得点ランキングトップのFW熊田直紀(3年)のPKでFC東京U-18が先制したものの、MF志村海里(2年)の同点弾で追い付いた川崎F U-18が、FW岡崎寅太郎(2年)の2ゴールで鮮やかな逆転勝利。2位との勝ち点差を7に広げ、いよいよ独走態勢に入ってきた。

 開始早々の攻防に、好ゲームの予感が漂う。前半6分は川崎F U-18。FW五木田季晋(3年)のパスから、粘った岡崎のシュートはクロスバーにヒット。直後の同じく6分はFC東京U-18。今季リーグ戦初出場のMF俵積田晃太(3年)がドリブルで仕掛け、こぼれを拾った熊田のフィニッシュは、果敢に飛び出した川崎F U-18GK濱崎知康(2年)がファインセーブで凌いだが、早くも決定機を作り合う。

 先にスコアを動かしたのはホームチーム。15分。こちらは第2節以来の登場となったMF生地慶多(3年)が切れ味鋭くエリア内へ切れ込むと、たまらずマーカーがファウル。主審はPKを宣告する。キッカーは熊田。冷静に、力強く、得意の左足でゴールネットを射抜く。1-0。FC東京U-18が先制に成功した。

 1点を追い掛ける展開となった川崎F U-18は、それでもまったく焦らない。「焦らなければ絶対勝てるという、謎の自信じゃないですけど、そういうものがあるので、みんな落ち着いていましたね」(松長根悠仁)「PKという形で失点してしまったんですけど、相手の流れでもなかったので、自分たちのやりたいプレーができれば点は入るかなというのは感じていました」(元木湊大)。その言葉は、確かな結果として証明されていく。

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