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[プレミアリーグWEST]「速さの貯金」に上限額はなし。C大阪U-18は7ゴールを奪い切って清水ユースに大勝!

ゲキサカ / 2022年7月4日 12時8分

ゴールを決めて喜ぶFW木下慎之輔。セレッソ大阪U-18は7発大勝!

[7.2 高円宮杯プレミアリーグWEST第11節 C大阪U-18 7-1 清水ユース セレッソ大阪舞洲 天然芝グラウンド]

 重ねた7つのゴール。いろいろなパターンはあれども、彼らがみんなで意識してきたキーワードが、共有された結果であることは間違いない。『速さの貯金』をどれだけ貯められるか。それがこのスタイルを推し進める上で、より重要になってくるわけだ。

「技術が正確になればなるほど、1人1人のプレーと正確さが速くなって、チーム全体としての“貯金”が増えるから、最終的にゴール前になった時にどれだけフリーの選手ができるかというのも、それがもう“貯金”の積み重ねなので、そう考えると『みんなでどんどん“貯金”を出し合っていきましょう』と」(C大阪U-18・島岡健太監督)。

 さらなる成長を求め続ける、飽くなき向上心が導いた大勝劇。2日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグWEST第11節、セレッソ大阪U-18(大阪)と清水エスパルスユース(静岡)が対峙した一戦は、前半だけで4ゴールを奪ったC大阪U-18が、後半も攻撃の手を緩めずに3点を追加。7-1というスコアでリーグ5勝目を挙げている。

 立ち上がりは清水ユースの出足が上回る。前半1分には高い位置でボールを奪い取り、FW斉藤柚樹(3年)のシュートはC大阪U-18のGK春名竜聖(3年)にキャッチされたものの、2分にもDF渡邊啓佳(3年)のパスから、MF仲野丈翔(2年)が枠を越えるフィニッシュまで。5分にも仲野が枠内シュートを打ちこみ、春名がファインセーブで凌ぐも、ゴールへの意欲を前面に打ち出していく。

 だが、先制点はセットプレーから。C大阪U-18は13分に右サイドでCKを獲得すると、「キーパーがちょっと前に出ていたので、上手く風に乗ってくれました」と振り返ったMF皿良立輝(2年)のキックが、GKも弾き切れずに混戦からゴールラインを割ってしまう。記録上は皿良の得点。意外な形で試合は動く。

 以降は均衡状態が続いた中で、終盤にホームチームが一気に牙を剥く。37分。FW木下慎之輔(3年)がFKをクイックで始め、ボールを受けた皿良は左へ流すと、FW末谷誓梧(3年)の左足シュートは確実にゴール右スミを捉えて2点目。39分。MF清水大翔(2年)を起点に、今度は末谷のスルーパスから皿良が右足ループで確実に3点目。

 45+2分。MF伊藤翼(3年)、清水、MFエレハク有夢路(1年)とスピーディーに回ったボールを、「前を向いた時にディフェンスがちょっと下がっていたので、これは行けると思って」皿良はそのまま左スミのゴールネットへ鮮やかに突き刺す。12番のアタッカーは前半だけでハットトリック達成。ホームチームが4点のリードを手にして、ハーフタイムを迎えた。

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