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[関西選手権]2人のライバルも、今までの自分も超えるための挑戦。大阪産業大DF湯本創也の勝負はまだまだこれから

ゲキサカ / 2022年7月8日 19時13分

大阪産業大のディフェンスリーダー、DF湯本創也

[7.3 関西学生選手権4回戦 大阪産業大 2-1 大阪体育大 万博記念競技場]

 誰も知らない環境で、勝負してみたかった。ずっとライバルだと思っている、アイツらを超えるためにも。そして、何よりも今までの自分自身を大きく超えるためにも。その決断が正解だったかどうかは、まだわからない。でも、それは自分次第で、どんな答えにも色を付けていける。勝負は、きっと、まだまだこれからだ。

「僕もプロを目指してやっているので、目の前のことを精一杯やることはもちろん、今まで以上に自分の足りないところを変えていかないと、これ以上は上には行けないと感じていますし、そこは言葉だけじゃなくて、行動で示していきたいと思います。もちろんサッカー面もいいチームですし、私生活の部分でも充実しているので、大阪、楽しいですね」。

 青赤育ちの剛毅な護り人。大阪産業大を後ろから支えるセンターバック。DF湯本創也(3年=FC東京U-18出身)は飛び込んだ大阪の地で、もっと高く羽ばたくための準備を着々と整えている。

 大事な試合であることは、みんなわかっていた。関西学生選手権4回戦。前日の試合に1-0で競り勝った大阪産業大は、難敵の大阪体育大と対峙する。「今日勝って、次も勝てば全国という、かなり可能性の広がる試合だったので、『ホンマに全国を目指していこう』とチーム一丸になって臨む試合でした」と話す湯本も、もちろん例外ではなくいつも以上に気合が入る。

 前半11分にFW赤塚ミカエル(4年)のゴールで幸先よく先制したものの、前半のうちに追い付かれると、後半は大阪体育大の猛攻に晒される時間が続くが、「今年のチームは特別上手い選手がいるわけではないですけど、本当にみんなマジメで、特に『際の部分で泥臭くやっていこう』と。みんなで声を掛け合いながら集中して、ホンマに全員が支え合っている感じですね」と湯本。奮闘していた相方のCB大木巧也(3年)の負傷交代後は、ボランチからスライドしたDF笠原恵夢(3年)と連携しながら、1つずつピンチの芽を潰していく。

 18分にGK中村春貴(4年)が相手の決定機をファインセーブで凌げば、34分の大ピンチもDF橋本翔和(2年)が決死のタックルで回避。直後にも右サイドを崩されたが、湯本が身体でブロック。38分にも相手の放ったシュートが、クロスバーを直撃。水際のところで何とか踏みとどまると、歓喜の瞬間が耐えてきたチームに訪れる。

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