後半45+3分の劇弾で柏U-18とドロー。初のプレミアで「逞しく」なった前橋育英がインハイ日本一に挑戦
ゲキサカ / 2022年7月11日 20時26分
[7.10 高円宮杯プレミアリーグEAST第12節 前橋育英高 1-1 柏U-18 前橋育英高G]
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 EASTは10日、第12節2日目を行い、前橋育英高(群馬)対柏レイソルU-18(千葉)戦は1-1で引き分けた。前橋育英は5勝3分4敗の暫定4位、柏U-18は3勝3分4敗の同9位につけている。
6月8日に開催された柏U-18ホームの第1戦は2-2でドロー。前半に柏U-18が2点を先取したが、後半に巻き返した前橋育英が2点を奪い返して引き分けに持ち込んでいる。今回の第2戦も同じような展開となり、試合最終盤に劇的ゴールが生まれた。
4-4-2システムの前橋育英はGK雨野颯真(2年)、右SB杉山陽太(3年)、CB齋藤駿(3年)、CB山田佳(1年)、左SB山内恭輔(3年)、中盤はU-18代表候補のMF徳永涼主将(3年)と青柳龍次郎(3年)のダブルボランチ、右SH大久保帆人(3年)、左SH井上駿也真(3年)、2トップはU-17代表の小池直矢(3年)とU-17高校選抜候補の高足善(3年)が務めた。
一方の柏U-18は4-3-3システムでGKがタイガ・オリバー・ハーパー(2年)、右SB足立凱(3年)、CB大槻豪(3年)、CB花松隆之祐(3年)、左SB西村龍留主将(3年)、アンカーがU-17代表の田村心太郎(2年)でインサイドに大橋斗唯(3年)とモハマドファルザン佐名(3年)、前線は山本桜大(3年)、近野伸大(2年)、中村拓夢(3年)の3人が並んだ。
前半は互いにボールを奪うとDFライン、GKからビルドアップ。前橋育英は徳永のインターセプトなどから山内らがスピーディーにボールを動かし、クロスへ持ち込む。また、高足がDF前に潜り込んで右足を振るようなシーンもあった。
前半、よりゴールへ近づく回数を増やしていたのは柏U-18の方だった。188cmFW近野とその近い位置に構える山本が、相手DFラインとの攻防で主導権。2人が高い確率でボールを収め、右SB足立が空いたスペースへ攻め上がる。特に山本が前を向くと簡単には止まらない。26分には右中間から縦へ割って入った山本が右足シュート。こぼれ球に反応したファルザンが押し込もうとする。
また、高い位置での奪い返しからチャンスに結びつける柏U-18は、28分に近野の右足シュートが右ポストをヒット。そして33分、前線で近野が競り勝つと、相手の隙を突く形で抜け出した山本が左足シュートを叩き込んだ。
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