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後半45+3分の劇弾で柏U-18とドロー。初のプレミアで「逞しく」なった前橋育英がインハイ日本一に挑戦

ゲキサカ / 2022年7月11日 20時26分

 柏U-18が隙を見せず、逃げ切るかと思われた45+3分、前橋育英は徳永、青柳と繋ぎ、左中間の堀川へ。一瞬の間の後、右足シュートを選択した堀川の一撃はファー上のゴールネットへ吸い込まれる。劇的な同点ゴール。前橋育英の選手たちがベンチ横で大喜びする。そして、再開直後に試合終了の笛。前橋育英が土壇場で勝ち点1をもぎ取った。

 柏U-18の酒井監督は「前期も最後の20分くらいこうなりました。彼らにボールを渡しちゃうと怖いというのがあったと思う。しっかりボール止めてきますし、運びますし、そこは学ぶべきところですね」と前橋育英を讃える。そして、「初めてトップチームのバスに乗ってきたので、高ぶった選手もいたと思いますけれども。良い経験にして欲しい」と期待。この後、中3日でプレミアリーグ2試合を戦い、クラブユース選手権へ向かう。

 一方の前橋育英・山田監督はボールを支配しながらも得点できずに連敗した過去2試合から「半歩だけでも前進しました」。今年はプレミアリーグ初挑戦。初めて高校年代最高峰のリーグ戦の経験を持ってインターハイに臨む。

 指揮官は「(プレミアリーグを戦えることを)本当に感謝しています。簡単な試合は1試合もないので、勉強させてもらって。選手たちも逞しくなって、ダメなところも発見しているし。精神的にもタフになったと思います」。もちろん課題もあるが、例年以上に成長した状態でインターハイを迎えられるという。

 また、徳永は今年のチームについて、「この代は割とサッカーに真摯に取り組んでいるというのがあって、それは去年も、1年の時の3年生も見てきた中でそれが一番思うことで、だからこそ、自分も学業にしてもアイツがこれだけやっているから自分も妥協できないなという刺激もありますし、ピッチに入れば誰よりも自主練長くやっている人だったり、学食行ってからグラウンドに戻って筋トレ少しやってから帰るやつもいたり、周りが刺激しあえているのがこのチームの凄く良いところだなと思っています」。各選手が意識高く取り組み、ピッチ内外でチームの雰囲気を変える日本高校選抜MF根津元輝(3年)ら怪我人も合流してきている。

 徳永は「本当に育英でやっているサッカー生活が楽しいし、最高のものだと思っている。だからこそ、このチームで日本一を取りたいし、取らせたい」。初のプレミアリーグで揉まれながら成長してきた“上州の虎”が、インターハイで09年以来の日本一に挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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