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後半45+3分の劇弾で柏U-18とドロー。初のプレミアで「逞しく」なった前橋育英がインハイ日本一に挑戦

ゲキサカ / 2022年7月11日 20時26分

 柏U-18の酒井直樹監督も「前半は良かったですね。縦の段差の距離が良かったと思う。飛ばしながら前進出来ていた」と頷く展開。攻守両面で存在感のあった田村のインターセプトや大橋のシュートブロックなど球際での守備も光った。

 一方の前橋育英は失点直後、山田佳と右SH山田皓生(3年)を入れ替え、大久保を左SH、井上を右SB、杉山をCBへシフトする。38分には中央PAやや外側でボールを持った大久保が切り返して斜めのスルーパス。これに走り込んだ徳永が左足を振り抜くが、ボールは右外へ外れた。柏U-18も39分、前線で競り合いを制した山本がシュートへ持ち込んだが、GK雨野に阻まれ、追加点を奪うことができない。

 拮抗した展開だった前半から一転、後半は前橋育英が圧倒的にボールを支配する。柏U-18はハーフタイムに酒井監督から「奪ってからの精度だよ」と助言されていたが、奪った後のビルドアップ、また「押し込まれる中からカウンターを打つ準備もしてきた」(酒井監督)速攻ともに精度を欠いてしまう。

 一方の前橋育英は徳永、青柳のダブルボランチが敵陣中央まで押し込んで攻撃を作り、中央、サイドから崩しを狙う。正確な繋ぎからショートコンビネーションや大久保の個人技でシュートへ。なかなか敵陣までボールを運べなかった柏U-18も、21分にカウンターからファルザンがドリブル、ワンツーで大きく前進し、最後は中村が右足で狙う。だが、前橋育英GK雨野が阻止。狙いとしていた形で仕留めることができなかった。

 柏U-18は相手のパスワークの前に走らされ続け、体力的にも苦しい時間帯に。32分に大槻をMF大嶋優斗(3年)へ、35分にはファルザンをFW大木海世(2年)と入れ替える。一方、高足や山田皓のシュートで相手ゴールを脅かしながら得点できない前橋育英も37分、大久保と高足に代えてMF堀川直人(3年)とFW山本颯太(3年)を送り出す。

 中盤の選手を最終ラインへ落とし、ゴール前を固める柏U-18に対し、前橋育英の山田耕介監督は「パワープレーやロングスローもなしで、切り裂いて行こう」と徹底して下で勝負することを指示。相手にスペースを埋められる中、各位置でトライアングルを形成して崩しにチャレンジし続けた。41分には山田皓のクロスのこぼれを堀川が狙うも枠外。前橋育英は43分、小池、井上をMF眞玉橋宏亮(3年)と右SB磯村陽軌(3年)へ代え、柏U-18も45分に中村、近野をFW逢坂スィナ(3年)と右SB伊達歩由登(2年)へスイッチする。

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