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ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.3

ゲキサカ / 2022年7月23日 6時5分

土屋氏が注目するFW熊田直紀(FC東京U-183年)

 ゲキサカでは7月24日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集! 「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第3回は(株)ジェイ・スポーツで『Foot!』ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任し、現在はフリーランスとして東京都中心にユース年代のチーム、選手を取材、そしてゲキサカコラム『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』も連載中の土屋雅史氏による11名です。

 土屋氏「真夏の群馬を舞台に繰り広げられるクラブユース選手権。この大会から世界の舞台へと旅立っていった選手も少なくなく、今大会も未来の日本代表選手たちの競演が期待される中、今回は最高学年に当たる3年生の中から、11人の注目すべき精鋭をチョイスしました。高校入学とほぼ同時にコロナ過に見舞われ、サッカーをすることすら奪われた時期も経験した彼らが、ユース最後の全国大会でとにかく仲間とプレーする楽しさをピッチで表現してくれれば、それ以上に嬉しいことはありません!」

GK北橋将治(名古屋グランパスU-183年)
プレミアリーグデビューは昨年の7月。それから1年あまりでリーグ屈指の守護神へと成長を遂げた。前所属はさいたま市立宮前中学校。進路も「『家の近くのそこそこ強い高校に入れたらいいな』ぐらいで考えていました」とのことだが、県選抜の試合を見たスカウトに見初められ、名古屋U-18でプレーすることに。日本サッカー界のレジェンド・楢﨑正剛GKコーチの指導を受け、着々とその実力を伸ばしている。既にトップチームの練習にも参加しており、「武田(洋平)さんやランゲラック選手とも一緒にやらせてもらって、良いキーパーというのはドタバタせずに、どっしりと構えていて、味方に安心感を与える存在だと思うようになりました」とのこと。中学時代から磨いてきたパントキックの精度が最大の武器ではあるが、ハイボールやシュートストップ時の安定感も非常に高い。

DF池谷銀姿郎(横浜FCユース 3年)
誰からも“銀ちゃん”と呼ばれ、親しまれる明るい性格は天性のもの。「自分の良さは“エネルギー”なので、そのあたりはユースでも代表でも、トップチームに行っても変わらず、大事にしています」と笑いながら語れるメンタルも頼もしい。ディフェンダーとしての能力も高く、スピード、空中戦、対人といずれも水準以上のレベル。昨年までは信じられないようなミスをすることもあったが、チームのキャプテンを任されている今シーズンは、その自覚からかいわゆる“ポカ”が影を潜め、常に安定したパフォーマンスを披露し続けている。「自分たちが勝って何を感じたのか、負けて何を感じたのかというのを、もっともっと全員1人1人が追求していけば、チームも良い方向に行くんじゃないかなと思います」という哲学的な言葉も印象深い。さまざまな魅力の詰まった18歳だ。

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