この“大大金星”もあくまで日本一への通過点。帝京が会心の逆転勝利で前回王者・青森山田を撃破!
ゲキサカ / 2022年7月25日 20時46分
[7.25 インターハイ2回戦 青森山田高 1-2 帝京高 徳島市球技場第1競技場]
いわゆる“アップセット”の類であることは間違いない。昨年度は高校年代三冠に輝いたディフェンディングチャンピオンが、近年は全国大会の出場すらもなかなか叶わなかったチームに負けたのだから。勝利した指揮官も「僕らはプリンス関東で戦っていて、この間までは低迷していた学校なので、そこから考えれば大金星ですよね。いや、“大大金星”です」と語っている。だが、選手たちはこの勝利を、そしてその先に掲げた目標を、ずっと真剣に狙い続けてきたのだ。
「僕たちは日本一になるために、全員で練習からしっかりやってこれたので、その成果が出ているのかなと。さっき試合が終わった後も喜んでいたんですけど、『まだこれは通過点だぞ』という声が上がっていたので、明日もこれからも1試合ずつ勝っていきたいなと思います」(帝京高・松本琉雅)。
カナリア軍団が手繰り寄せた、“通過点”という名の“大大金星”。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技(徳島)2回戦が25日に行われ、徳島市球技場第1競技場の第1試合で前回王者の青森山田高(青森)と帝京高(東京)が対峙する好カードが実現。前半にFW小湊絆(3年)の先制弾で青森山田がリードしたものの、後半にMF松本琉雅(3年)とFW伊藤聡太(3年)の連続ゴールで帝京が鮮やかに逆転。そのまま逃げ切って、3回戦へと勝ち上がっている。
試合は完璧なパスワークからのゴラッソで幕を開ける。前半12分。帝京のスローインを左サイドの高い位置で奪った青森山田は、MF川原良介(2年)、MF櫻井廉(3年)、MF芝田玲(3年)、小湊、FW津島巧(2年)と5本のパスをスムーズに繋ぎ、再び受けた櫻井は丁寧なスルーパス。走った小湊はマーカーと競り合いながら、GKの届かない右スミのゴールネットへ完璧な軌道でボールを送り届ける。まさに華麗なる一撃。絶対王者が最高の形で1点のリードを奪った。
いきなりビハインドを追い掛ける展開となった帝京は、「前半は相手のプレッシャーも速くて、特に苦しい時間帯が多かったです」とCB大田知輝(3年)も話したように、相手の圧力をモロに受ける格好でビルドアップもままならず、“捨て球”のようなロングボールが増加。23分には松本の右クロスから、伊藤が放った決定的なヘディングはクロスバーの上へ。「僕が前半はディフェンス重視だと言い続けたので、彼らもそれで少し後ろに重い部分もあったと思います」とは日比威監督。持ち味の攻撃性が鳴りを潜めてしまう。
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