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今日の一番は「磐田東の選手たちのために」。サッカー仲間の無念も背負った前橋育英は被シュートゼロで聖和学園に完勝!

ゲキサカ / 2022年7月27日 7時2分

前橋育英高は被シュートゼロの完勝で準々決勝へ!

[7.26 インターハイ3回戦 前橋育英高 2-0 聖和学園高 徳島スポーツビレッジピッチB]

 全国大会の真剣勝負に臨んでいる選手たちは、さまざまなものを背負って、1つ1つの試合と向き合っている。チームメイトのため。家族のため。友人のため。そして、時には対戦相手のために戦うことだって、サッカーの世界では確実にある。この一戦は、まさにそういう試合だったということだ。

「毎日ミーティングをやる時に、『今日のゲームはこれが“一番”だから』という話をするんです。仲間とか親族関係の方に感謝して試合をするということはいつも言っていることなんですけど、『今日の“一番”は磐田東の選手だから』という話はしました」(前橋育英高・山田耕介監督)。

 ピッチ上で実現しなかった“2回戦”を経た、被シュートゼロの完全勝利。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技(徳島)3回戦が26日に行われ、徳島スポーツビレッジピッチBの第2試合で優勝候補の呼び声も高い前橋育英高(群馬)と東北のテクニック集団・聖和学園高(宮城)が対峙。前半にDF山内恭輔(3年)、後半にFW小池直矢(3年)がゴールを重ねた前橋育英が、守っては相手のシュートをゼロに抑えて2-0で完勝。準々決勝へと駒を進めている。

 最初のチャンスは前半4分の前橋育英。右サイドでMF堀川直人(3年)のパスを受けたFW高足善(3年)のクロスに、小池が果敢にボレー。ここは聖和学園GK菅井一那(3年)がファインセーブで凌いだものの、いきなり創出した決定機にこの一戦へ向けた強い想いを滲ませる。

 以降もゲームリズムを握ったのは前橋育英。「相手が『ドリブルで来るぞ』というのは意識していたんですけど、まず受け身になるんじゃなくて、あくまでも自分たちが『来いよ』みたいな、それぐらいのモチベーションでやろうというのは話していたので、個人の守備に自信を持ってやれたことで、相手の突破も少なかったと思います」とキャプテンのMF徳永涼(3年)も確かな守備の手応えを口にする。

 聖和学園もベンチから飛ぶ「ゆっくり攻めろ!」という指示を受け、1人1人が丁寧にボールを保持しようと試みるものの、「ビデオで見て、相手の切り替えが速いことはわかっていたんですけど、それでもまだまだ自分たちの技術が足りなくて、剥がし切れなかったなとは感じました」とは、こちらもキャプテンを務めるDF小野喬(3年)。前橋育英のハイプレスに前進する回数も制限されてしまう。

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