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16年ぶりの全国4強にも満足感はなし。4ゴールを奪って岡山学芸館を撃破した帝京が真剣に目指す「あと2勝」

ゲキサカ / 2022年7月28日 19時17分

帝京高は2006年大会以来となる全国4強!

[7.28 インターハイ準々決勝 帝京高 4-2 岡山学芸館高 鳴門・大塚スポーツパーク球技場]

 実に16年ぶりとなる全国4強を手繰り寄せても、選手たちからは反省の声が聞こえてくる。積み重ねてきたスタイルへの自信と、メンバーへ選ばれずに東京から応援してくれている仲間のことを考えれば、自分たちに課しているハードルは決して低くない。すべては、目指してきた頂へ辿り着くため。すべては、10個目の星をユニフォームに付けるため。

「実際に毎試合失点してしまっているので、そこは改善しないといけないですし、失点しないために積極的に周りを動かして、ゴールを守ることをもっとやらないといけないと思っています」(大田知輝)「4点獲ったという見方もできますけど、中でやっている感覚としては4点しか獲れなかったなと。チャンスが多いのに、ミスも多いので、そこはちゃんと合わせていかないといけないなと思います」(伊藤聡太)

 勝って兜の緒を締められる、カナリア軍団の躍進続く。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技(徳島)準々決勝が28日に行われ、鳴門・大塚スポーツパーク球技場の第1試合で帝京高(東京)と前回大会8強の岡山学芸館高(岡山)が対峙。前後半で2点ずつを奪った帝京が、粘る岡山学芸館を振り切って4-2で勝利。2006年の大阪インターハイ以来となる、ベスト4進出を決めている。

「学芸館さんの方が立ち上がりはやるべきことをきっちりやっていたなというのが正直な感想です」と帝京の日比威監督が話し、「ゲームの入りのところで良い形で入れたので、スタートの流れは良かったですね」と岡山学芸館の高原良明監督も認めた通り、明らかに立ち上がりは岡山学芸館のフレッシュな勢いが、帝京を上回っていた。ところが、やはりサッカーのスコアは展開通りに付いてくるわけではない。

 7分。右サイドで帝京が手にしたFK。「キーパーとディフェンスの間がちょっと空いていたので、カーブ系ではなくあそこに落とすイメージで」MF田中遥稀(3年)が蹴り込んだキックに、DF大田知輝(3年)が合わせたボレーはGKも弾き出したものの、ラインを越えていたという判定でゴールが認められる。「実際ちょっと自分もわからなかったんですけど、ゴールラインギリギリで入って良かったです」と笑った大田は2試合連続弾。リズムを掴めなかったカナリア軍団が、セットプレーで先制してみせた。

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