川崎Fジェジエウが90+9分劇的決勝ヘッド弾!! “等々力劇場”で首位・横浜FM撃破
ゲキサカ / 2022年8月9日 21時50分
それでも前半25分、ホームの川崎Fが先手を取った。左サイドからのスローインを起点にボールを最終ラインに戻すと、谷口が右サイドにロングフィードを供給。これに反応した山根が浮き球のままワンタッチでゴール前に送り、絶妙なタイミングで抜け出していたFWレアンドロ・ダミアンがヘディングで押し込んだ。ダイナミックかつ精度の高い速攻によるスーパーゴール。L・ダミアンはこれでJ1通算50ゴールとなった。
飲水タイムを挟んだ前半30分には横浜FMにアクシデント。中盤での球際の競り合いでFW西村拓真がL・ダミアンに右足を踏まれると、ファウルを取られた上に負傷。一度はピッチに戻ったが、プレーを続けることができず、同33分にMFマルコス・ジュニオールとの交代を強いられた。
それでも前半アディショナルタイム3分、横浜FMが同点に追いついた。川崎Fが素早い速攻から右サイドを攻め込み、山根が鋭いクロスボールをゴール前に送るも、これをDFエドゥアルドが頭でクリア。すると今度は横浜FMの速攻がスタートし、マルコスとのワンツーからエウベルがドリブルで仕掛け、スルーパスに仲川が反応。背中でDF橘田健人を制しながらゴール前に切れ込むと、最後はGKチョン・ソンリョンの頭を越すループシュートで沈めた。
そのまま試合は後半へ。最初のチャンスは8分、川崎Fは山根の鋭いボール奪取から敵陣に攻め込むも、マルシーニョのパスを受けたL・ダミアンのシュートはエドゥアルドに跳ね返される。さらに同15分、ゴール前の細かい崩しから家長が右足ミドルシュートを放ったが、これも枠外。同17分、川崎Fは最初の交代カードを使い、チャナティップに代わってFW遠野大弥を入れた。
対する横浜FMはA・ロペスに代わってFWレオ・セアラを投入。すると同20分に決定機を迎えた。敵陣深くにプレッシャーをかけ、ジェジエウのパスをエウベルがカットすると、こぼれ球を拾ったMF藤田譲瑠チマが素早く縦につけ、エウベルの折り返しにMF喜田拓也が反応。だが、ゴール前に潜り込んでの左足シュートは右のポストに弾かれた。
対する川崎Fは後半22分、脇坂の右CKにジェジエウが飛び込むと、ゴール前に落ちたボールにマルシーニョが反応。だが、力強く放ったシュートはエドゥアルドの決死のブロックに阻まれ、絶好機を逃す。飲水タイム明けの同26分には脇坂とマルシーニョに代わってMF瀬古樹とFW小林悠を投入。システムを4-4-2に変更し、攻撃への圧力を強めた。
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