課題も出てSBSカップ優勝を逃すも、U-18日本代表は“個人昇格”への可能性示す
ゲキサカ / 2022年8月29日 17時45分
[8.28 SBS杯最終節 U-18日本代表 1-1(PK4-5)U-18ウズベキスタン代表 エコパ]
個々が可能性を示したU-18日本代表、課題を学び、3位でSBSカップ終了――。U-18ウルグアイ代表、U-18ウズベキスタン代表、U-18日本代表、そして静岡ユース(静岡県高校選抜)が優勝を争った「2022 SBSカップ国際ユースサッカー」(静岡)は28日、大会最終日を行い、U-18日本代表はU-18ウズベキスタン代表と対戦した。80分間の勝負で勝てば逆転優勝だったが、1-1で前後半を終了。PK戦も4-5で落とし、1勝2敗(2PK負け)の3位で大会を終えた。3戦全勝(2PK勝ち)のウズベキスタンが初優勝を飾っている。
4-3-3システムの日本はGK中村圭佑(静岡学園高)、右SB坂井駿也(鳥栖U-18)、CBヴァン・イヤーデン・ショーン(横浜FCユース)、CB高井幸大(川崎F U-18)、左SB高塩隼生(横浜FCユース)の4バック、下田栄祐(鹿島ユース)がアンカー、インサイドハーフが根本鼓太郎(桐蔭横浜大)とゲーム主将の徳永涼(前橋育英高)、前線は右から高橋輝(大宮U18)、五木田季晋(川崎F U-18)、名願斗哉(履正社高)が並んだ。
日本は立ち上がりから積極的に攻撃。個でもボールを奪い返す力と展開のパスが光る下田をはじめ、各選手がグループの中でそれぞれの力を発揮していた。4分に五木田がターンから右足シュートを狙い、直後にも下田が左足を振り抜く。また、左SB高塩が名願とのコンビネーションなどからPAを目指した。
ウズベキスタンも奪い返しからシュートへ持ち込んでいたが、日本が先制点を奪う。前半17分、本職であるボランチ同様の配球力を見せていた右SB坂井が、内側を取る形で高橋、根本とパス交換。そして、根本が中央へ横パスを繋ぐと、ターンから一気に前へボールを運んだ下田が左前方へスルーパスを通す。
これで抜け出した名願がマイナスのラストパス。ゴール前まで詰めていた坂井が自身よりも後方に来たパスをコントロールし、振り向き様の右足シュートをゴール左隅へ蹴り込んだ。GK中村のゴールキックを起点に攻撃を組み立て直しながら20本ものパスを繋ぎ、最後はSBの坂井が決めたファインゴール。ウズベキスタンは反撃に出るが、日本はクロスを高井がスライディングしながらクリアしたほか、技術力の高い相手に対して徳永や下田中心に好守を続け、高橋と名願の両翼や高塩のドリブル突破や根本を交えた崩しに繋げていた。
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