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課題も出てSBSカップ優勝を逃すも、U-18日本代表は“個人昇格”への可能性示す

ゲキサカ / 2022年8月29日 17時45分

 ただし、PK戦での勝利に集中。日本が勝てば優勝の決まる静岡ユースの声援も後押しにPK戦へ臨んだ。先攻の日本は1人目の下田から高橋、松村が連続で成功。だが、GK中村はシュートコースを当てながらもはじき出すことができない。迎えた4人目、日本は阪田の右足シュートが左ポストを直撃し、外へ。そして3-4で迎えた5人目、日本は徳永が右足シュートを決めたが、ウズベキスタンに5人連続で決められ、4-5で敗れた。

 日本はU-18ウルグアイ代表との初戦で後半アディショナルタイムに決勝点を挙げて勝利。その一方、試合最終盤に失点し、PK戦で敗れた静岡ユースとの第2戦では終盤の時間の使い方に課題を残した。そして、この日のウズベキスタン戦を含めて日常から危機感を持ってシュートレンジを広げることや、1点を奪い切る力、守り切る力を身に着けなければならないことを実感。中村は「静学に帰ってトレーニングして、また日の丸をつけて戦えるように。グレードアップしていきたいと思っています」と誓っていた。

 U-18日本代表の1歳年上に当たるU-19日本代表は、9月にAFC U20アジアカップ予選(ラオス)に臨み、いずれも23年に開催されるU20アジアカップ本大会、U-20ワールドカップと続く戦いがスタートを切る。今回のSBSカップは、U-18世代の才能たちにとって、世界へ向かうU-19代表への“個人昇格”を懸けたチャレンジの場でもあった。

 アジア、世界を戦うチームに加わる“基準”に到達した選手はいたのか――。U-19日本代表の監督を兼任する冨樫監督は、「実際に今大会良い印象を持っている選手は非常に多くいますし、グループとしても良いチームだったとは思います。(直近の大会に限らず)彼らが“個人昇格”というところで言ったら、チャンスを持っていた選手はたくさんいたんじゃないかなと思います」とコメント。坂井は「今回(9月の大会で)入れなくてもその次絶対に入ってやるという気持ちは常に持っているので、日頃の練習からもっともっとやっていかないといけない。また頑張っていきます」と力を込めた。可能性を示したU-18日本代表の選手たちが、SBSカップをきっかけに成長を加速させる。

(取材・文 吉田太郎)

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