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[プレミアリーグEAST]「自分たちは強くない」。無敗の首位・川崎F U-18に土を付けたのは、この夏で足元を見つめ直した流通経済大柏!

ゲキサカ / 2022年9月5日 19時27分

無敗の首位・川崎フロンターレU-18に土を付けたのは流通経済大柏高!

[9.4 高円宮杯プレミアリーグEAST第13節 流通経済大柏高 1-0 川崎F U-18 流通経済大学付属柏高校グラウンド]

「こんなはずじゃなかった」と思うのは、もうやめた。今の自分たちの力を冷静に見つめ、自分たちの弱さを認めることで、やるべきことを明確にしてきたからこそ、ようやく結果が付いて来るようになってきている。その意識の変化が、無敗を続けていた首位撃破に繋がったのだ。

「自分たちの弱さを自覚しないと先に進めないという感じで、この夏は『自分たちは弱いぞ』とイチからやり直して強化してきました。だいぶキツかったですけど、ちゃんと事実を受け止めて、『もう開き直ってチャレンジャー精神でやるしかないな』って」(流通経済大柏高・萩原聖也)。

 悔しさから学んできた流経大柏の逆襲は、ここから始まる。4日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグEAST第13節、流通経済大柏高(千葉)と川崎フロンターレU-18(神奈川)が激突した一戦は、後半4分に途中出場のMF佐藤瑠河(3年)が挙げた1点を守り切り、流経大柏が3戦連続となる1-0での勝利を掴み取る結果に。川崎F U-18はプレミアリーグ13試合目で、初の敗戦となった。

 前半5分には川崎F U-18にいきなりの決定機。U-18日本代表にも選出されたFW五木田季晋(3年)が右サイドを抜け出し、放ったシュートは枠の左へ逸れたものの、約2か月ぶりとなるリーグ再開のゲームで、早くも先制への意欲を打ち出す。

 ピンチを凌いだ流経大柏も、決して悪くない形でゲームを立ち上げる。「フロンターレは長いボールも上手く使ってくるので、ブロックを敷くところはちゃんと敷いて、行く行かないはハッキリさせました」とキャプテンのDF大川佳風(3年)が話したように、守備の意識は統一させながら、攻撃面でもボールを動かすところと速く攻めるところの使い分けもはっきりと。18分にはMF小西脩斗(3年)が左へ振り分け、DF今井祐樹(3年)のクロスからDF平川佳樹(3年)のヘディングは川崎F U-18のGK濱崎知康(2年)にキャッチされるも、両サイドバックのオーバーラップからチャンスを創出する。

 ただ、少しずつ首位の勢いがホームチームを侵食していく。32分にはFKのこぼれを拾ったMF志村海里(2年)の左クロスに、ニアへ飛び込んだDF松長根悠仁(3年)のヘディングはわずかに枠の左へ。35分にもDF江原叡志(2年)、MF由井航太(2年)、DF浅岡飛夢(3年)と細かく繋ぎ、由井が枠内へ収めたシュートは流経大柏のGKデューフエマニエル凛太朗(3年)がキャッチしたものの、フロンターレらしいアタックでフィニッシュまで。

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