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U-19日本代表に唯一の飛び級招集!!「この何カ月かで一気に成長できた」大分17歳MF保田堅心が語った“キャリアの転機”

ゲキサカ / 2022年9月9日 20時26分

大分トリニータMF保田堅心

 17歳にしてJ2リーグで出場機会を重ねる大分トリニータMF保田堅心が今月、“飛び級”でのU-19日本代表入りを果たした。生まれ故郷の福岡で技術を養い、中学日本一世代の鳥栖で鍛えられ、大分で飛躍を遂げた若きボランチ。「小さい頃からずっと海外を目標にしてきた」という大志を抱き、世界につながる舞台に挑もうとしている。

 2003年以降に生まれた選手が対象のU-19日本代表は、来年初夏にインドネシアで行われるU-20ワールドカップを目指すチーム。今月10〜19日、ラオスで行われるU-20W杯の1次予選にあたるAFC U19アジア杯予選(U-20W杯の1次予選)に挑む。そんな中、保田は05年早生まれで唯一の“飛び級”選出。次回大会の出場資格も持つが、早々に世界へとアピールするチャンスを掴んだ。

 保田は高校3年生になった今季、大分のトップチームでJ2リーグ戦8試合(うち7試合が先発)に出場。J1昇格争いを繰り広げるチームの中で一定の地位を築いている。「本当にすごい雰囲気の中、1試合1試合、重い試合を戦っている。ロッカールームの雰囲気もすごいものがあるし、この年齢でスタメンで経験できているのはすごい経験値になっている。でも出ているからには年齢は関係ないし、勝たないといけない。その重圧で戦えているのはすごく嬉しい」。しびれる日々に充実感を感じながら過ごしているようだ。

 もっとも過去を振り返れば、現状の立場は想像できていなかったという。鳥栖U-15ではU-18への昇格が「保留」され、「(鳥栖の)外部から代表クラスの選手が来るのが分かっていたし、いまの自分ならここでやるより(移籍したほうが)いいと思った」と他クラブでの挑戦を決断。当時率いていた片野坂知宏監督のサッカーに心を掴まれ、「自分に一番合うのはどこかと探した時、ここでしたい、ここが合うなと思った」と大分にやってきた。

 1年目はプリンスリーグで活動するAチームでの出場機会を得られず、県リーグで戦うBチームでの活動が中心。だが、そこでの出会いが転機となったという。「その代の3年生が強かったので、なかなかファーストで出られなかったけど、セカンドでテツさんに戦うところのベースを叩き込まれてそこで1年やれたのが良かった」。保田が感謝したのは、大分U-18でMF岩田智輝(横浜FM)らを育てた山崎哲也コーチ(現福岡U-18監督)の存在だった。

「テツさんに鍛えられて、2年目からスタメンを取れるようになった」。

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