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[プレミアリーグEAST]夏冬連覇への鍵は「頭のインテンシティ」。インハイ決勝以来の公式戦に臨んだ前橋育英はFC東京U-18とドロー決着

ゲキサカ / 2022年9月12日 19時14分

前橋育英高とFC東京U-18の激闘はドロー決着

[9.11 高円宮杯プレミアリーグEAST第14節 前橋育英高 1-1 FC東京U-18 前橋育英高校高崎グラウンド]

 夏の全国制覇を経験したからこそ、最大の目標である冬の日本一を達成するためには、さらに個人もチームもステップアップする必要があることは、スタッフも選手もみんな理解している。ここから進んでいく先は間違いなく茨の道。それでもその先に待っている景色には、すべてを懸けてトライするだけの価値があることも、十分にみんな理解している。

「もうちょっと『頭のインテンシティ』を鍛えなければいけないなと。要するにスライドのスピードとか、立ち位置を取るスピードとか、ポジションの修正のスピードとか、ですね。僕の中でデュエルは1対1の球際の強さかなと。でも、インテンシティは連続性や連動性が大事だと思っていますし、そのためには頭のスピードが付いていかないとダメなんですよね」(前橋育英・山田耕介監督)。

 上州のタイガー軍団が、ここから掲げるキーワードは『頭のインテンシティ』。11日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグEAST第14節、前橋育英高(群馬)とFC東京U-18(東京)が対峙した一戦は、前半5分にこれがプレミアデビュー戦となったMF根津元輝(3年)が直接FKを沈め、前橋育英が先制したものの、後半38分にFC東京U-18もFW今野光希(3年)が執念の同点弾を奪い、1-1のドロー決着となった。

 試合は開始早々に動く。前半5分。FW高足善(3年)が仕掛けて獲得した前橋育英のFK。ペナルティエリアのすぐ外。ゴールまで約20メートルの位置。スポットにはレフティのDF山内恭輔(3年)と根津が立つと、「今週は練習から蹴っていましたし、あの距離だったらファーに突き刺せる自信はあったので、迷わず蹴りました」という根津は右足一閃。ボールは狙い通りの軌道で、ファーサイドのゴールネットへ突き刺さる。実に高校選手権準々決勝の大津高(熊本)戦以来、公式戦でのスタメンは8か月ぶりだという7番のゴラッソ。前橋育英が先制点を手にしてみせる。

 以降も「前半は育英のペースで、凄く良い距離感で、自分たちがボールを支配しながらやれました」とキャプテンのMF徳永涼(3年)も話したホームチームの攻勢は続く。14分には自身のボールロストから、果敢にチェイスし続けた徳永に相手のクリアが当たり、ゴールへ向かったボールはFC東京U-18のGK西山草汰(3年)が辛うじてファインセーブ。29分には根津が、32分にはMF青柳龍次郎(3年)が放ったシュートは、いずれもDFに当たって枠外へ逸れるも、追加点への意欲を前面に打ち出す。

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