1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プレミアリーグWEST]“数センチ”のこだわりが導く成長への確かな道筋。東福岡は敵地でC大阪U-18に競り勝って怒涛の3連勝!

ゲキサカ / 2022年9月18日 8時0分

 以降も少ない手数をチャンスに結び付けるのは東福岡。29分には須田のフィードに、走ったMF榊原寛太(2年)は飛び出したGKより一瞬早く頭で触るも、ゴールへ向かったボールはC大阪U-18のDF藤田崇弘(3年)が懸命に戻ってクリア。40分にもMF竹下悠(2年)の右クロスに、ニアで合わせた下川のシュートは、C大阪U-18のCB木村誠之輔(3年)に間一髪でブロックされたものの、前半はそのまま1-0でハーフタイムを迎えることになる。

「後ろでブロックを敷いてくる相手に対して、勇気を持って入っていくことができなかったなと。そこの回数が少なくて、なかなかチャレンジすることができなかったなという印象です」と伊藤尊寛コーチが前半を評したC大阪U-18は、後半開始から中盤にMF中山聡人(1年)を投入すると、全体の縦パスの意識も高まり、差し込む回数も増加。

 6分には相手のビルドアップを高い位置で奪い、MF木實快斗(1年)のシュートは須田がセーブ。7分にも木下が右へ振り分け、上がってきたDF川合陽(3年)のシュートは相手DFに跳ね返り、こぼれを拾ったMF長野太亮(3年)のミドルも須田が弾いたものの、少しずつ攻撃のピントが合い始めていく。

 だが、東福岡も“右の彗星”が躍動する。10分。素早い切り替えから浦が右サイドを単騎で運び切り、中央へグラウンダークロス。下川のスルーを経て、MF吉岡拓海(2年)が狙ったシュートはわずかに枠を逸れたが、高速カウンターの脅威を突き付けると、16分には相手のハンドで獲得したPKを浦が冷静に沈め、点差は2点に広がった。

 小さくないビハインドを背負ったC大阪U-18は、2失点目の直後に2枚替え。MF皿良立輝(2年)と棟近を投入して、踏み込んだアクセルはすぐさま結果に。20分。中央で細かく繋いだ流れから、皿良のパスを受けた棟近は左足一閃。ボールは右スミのゴールネットへ鮮やかに突き刺さる。2-1。たちまち東福岡のリードは1点に変わる。

 終盤はホームチームが攻め立てる。中山と棟近からの配球で、皿良が、木下が、MF藤井龍也(1年)が、MF首藤希(1年)が、次々とゴールへ迫るも、アウェイチームも足を痛めた須田からバトンを受け取ったGK戸成晃大(3年)にDF江本千泰(3年)と、“クローザー”たちも必死に任務を遂行。1つずつ相手の攻撃を潰していく。

 雨の降り出したアディショナルタイムも6分が過ぎると、主審がタイムアップのホイッスルを鳴らす。「勝てば順位が変わりますし、負けても順位が変わる位置にいるので、決して気を緩められない状態ですけど、この3連勝は本当に大きいと思います」と森重監督も一定の評価を口にした東福岡が1点差で逃げ切り、勝ち点3を奪取。5戦無敗と3連勝という成果を、敵地で同時に手にする結果となった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください