見えてきた「2022年のチーム」の輪郭。阪南大高は大阪産大附に4発快勝でリーグ8戦ぶり勝利!
ゲキサカ / 2022年9月19日 19時16分
晩夏の大阪対決は4-1。「試合に向き合う準備、体と心の準備が今日はウチの方がちょっとだけ良かったのかなと思います」と濱田豪監督も語った阪南大高が、4月24日に開催された大阪桐蔭高戦以来、実に5か月ぶりとなる白星を掴み取り、試合後の笑顔を自分たちで力強く手繰り寄せた。
この日の阪南大高のテクニカルエリアに立っていたのは、主に平野直人コーチ。「去年から平野は今年試合に出ている子たちの大半を見ていたんです。去年のウチの戦い方を今年もやっていたんですけど、この子らはこの子らのやり方を模索した方がいいと思ったんですよね」と話す濱田監督はベンチからゲームを見守っていた。
リーグ戦でもインターハイでもなかなか結果の出ない時期を経て、スタッフ陣もさまざまなやり方を模索している。「子供らも“1つの目”で見られるより、そういうことで変化する子もおったら、それはそれで良いことですし、ちょっと僕が一歩引くことで、この子らを自由にさせるというのもありかなあと。同じ方向から突っ込むだけでは僕らスタッフもダメなので、今週は『思い切って僕らも変えたぜ』というのは表現したんですけどね」(濱田監督)。
選手たちもこの苦境を打破しようと、アクションを起こしていた。「Aチーム全員でミーティングをやりました。今まで変わるチャンスは何回もあったんですけど、その日だけになってしまって、2日後や3日後にはまた戻ってしまっていたので、そういうところにもっとこだわって、これが最後ぐらいの気持ちでやろうという話になったんです」と明かしたキャプテンの保田は、「今までより練習の1つ1つの入りからてきぱきやることを心掛けていたので、良い雰囲気でやれました。今週1週間それをやってきて勝てたので、また来週もこのテンションでやり続ければ、良い結果になると思います」と手応えを口にする。みんなが何かを変えようと試行錯誤し、もがいていく。それが『シーズンを過ごしていく』ということなのだろう。
「今年は『まずはこれ』というものが掴み切れていない現状があるので、そういう部分がちょっとでも出たのであれば、チームとして良かったですよね。こうやって彼らも十分に良さもあるということに、このタイミングではあっても気付けましたし、そういうゲームが今日はできたので、残り試合も強い相手に食らい付きたいなと思いますね」(濱田監督)。見えてきた2022年のチームの輪郭。阪南大高の歯車が、ちょっとずつ、静かに、噛み合ってきた。
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