日本vsエクアドル 試合前日の森保一監督会見要旨
ゲキサカ / 2022年9月27日 7時12分
——日本がやりたいことをやれない時、うまくいかない試合がこれまで課題もあった。監督としてそういう状況になったとき、プランの変更、選手交代のイメージ、修正など、どういうことができるようになってきた?
「どう変わってきたかは皆さんに評価していただきたい。試合でうまくいかないことに関しては常に改善を考えていますし、手をどう使うかの手段は継続してやることが、この試合をものにできるという判断もあるし、選手を変えることもあるし、システムを変えることもある。それはこれまでもやってきている。何か特段うまくいっていないときに手を打っていないことはない。ただ結果論として、負けた時には悔しさであったり、ストレスから何もできなかったことは出てくるかもしれないが、チームに働きかけることについて……。逆にどのようなことができてなかったですか?」
——例えば先制された試合の中で交代選手がどれだけ点を取ったかなど。
「常に選手が流れをひっくり返し、流れを引き戻すと思って送り出している。結果論でどうこうは言えないと思う。ただ選手も力はつけてきているし、レベルアップしているので、これまでうまくいかなかったかもしれないが、これからは変わるかもしれないと言える」
——アメリカ戦の戦い方を踏襲するのか、本番を見据えて試すのか。
「明日の試合に関しては形は同じシステムで、アメリカ戦と同じシステムで戦いたい。出場選手、対戦相手も違うので、相手とのかみ合わせのなかでポジショニングが変わったり、選手の個性で、ベーシックポジションはあるにせよ、選手の特長やポジショニングが多少変わることはあると思う」
9月シリーズは選手がチームの戦術を学んでいる中で非常に難しいタイミングだという話がよく出てくる。そのなかであれだけやりたいことができたことについてはどう捉えているか。またカタールW杯を見据えて練習の内容、ミーティング内容はどう変わったか。
「ミーティングについてはわれわれがやるべき、あるいは理想とする攻撃、守備、セットプレーのコンセプトは毎回作っているが、また試合に向けては対戦相手の分析をして、そこで対策として我々がどうするかはこれまでも大筋としては変わらずやってきた。チームの立ち上げから変わってきたところは、まず自チームのことをより固めていくために、戦術浸透させていくために、ボリュームを多くした。そして対戦相手でも自分たちが何をするかというところはいまも変わらないが、より噛み合わせの中で相手のウイークを突く、やりたいことを止めるということを今はより多く伝えるようになったかなと思います。その内容は選手の受け取り方だが、より具体的に、細かくいろんなシーンを切り取って伝えることは多く、深くなっているということではあると思います。ただ、同じことをしてもタイミングがある。ただ選手がより受け止められる、吸収しやすいタイミングでその情報を出せるかどうかは、吸収できていない時もあるし、いろいろとタイミングは見ながらというところと、学ばせてもらっているところはある。チーム作りでも二次予選と最終予選、最終予選と世界で勝っていくことを考えていく中で、ギアはそれぞれ変わってきていて、私自身はそこを学びながら、選手の状況を見ながら、変化している部分はあるかなと思います。毎回変わっているというか、就任時からこれまで、チームの経験とともに、いろんなことを学ばせてもらいながら、自分も変わってきているのかなと。監督としてコーチングスタッフ全体でチームに働きかける内容と質も変わってきているかなと思います」
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