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3年生の執念が手繰り寄せた久々の歓喜。関東一は桐蔭学園に競り勝って3か月ぶりの公式戦勝利!

ゲキサカ / 2022年10月2日 7時56分

関東一高は3か月ぶりの公式戦に歓喜爆発!

[10.1 高円宮杯プリンスリーグ関東2部第11節 関東一高 1-0 桐蔭学園 駒沢補助]

 結果が出た次の代なんて、苦しいに決まっている。注目され、比べられ、負ければ「今年のチームは……」と囁かれる。特に3年生はそのプレッシャーと1年間に渡って戦い続けなければいけないのだ。でも、きっとそれと向き合った者だけが得られるものが必ずある。彼らは本当に少しずつ、それが何なのかが見え始めてきているのではないだろうか。

「自分たちの代が世間から弱いと思われるのが一番悔しくて、結果だけ見たら本当に弱いのかもしれないですけど、自分たちは全然弱くないと思っていますし、挑戦してきた結果がうまく行かなかっただけであって、別に後ろは向いていなかったんです。そこで今日はやってきたことと結果が合致した部分が少しあったのかなって」(関東一高・本間凜)。

 3年生の執念が際立った、3か月ぶりの公式戦勝利。1日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ関東2部第11節、昨年度の選手権全国4強の関東一高(東京)と桐蔭学園高(神奈川)が対峙した一戦は、関東一が前半21分にFW本間凜(3年)が挙げたゴールを、まさに全員守備で守り抜き、1-0で勝利。リーグ戦での連敗を3でストップし、貴重な勝ち点3をもぎ取った。

「今日のゲームの入りは、パワフルに力を持って入れたと思います」とFW杉山諄(3年)が話したように、立ち上がりから関東一が攻撃への意欲を打ち出す。右のDF川口颯大(2年)、左のDF矢端虎聖(3年)の両ウイングバックも高い位置に押し出し、2トップの本間と杉山を生かしつつ、サイドの深い位置へと侵入。15分には本間が単騎で抜け出す決定機を迎え、ここは桐蔭学園のGK入江倫平(3年)のファインセーブに阻まれたものの、ゴールの香りを漂わせる。

 すると、先制点を奪ったのもホームチーム。21分。左サイドの連携からMF湯田欧雅(3年)のパスを受けた矢端は、鋭い切り返しから絶妙のクロス。ニアに潜った本間は「センターバックのブラインドみたいな形になって、ちょっと目をつぶりながら頭を振ったら、たまたま肩のあたりに当たって、気持ちで押し込んだ感じです(笑)」という“肩シュート”をゴールにねじ込んでみせる。悩めるストライカーが公式戦で得点を挙げるのは実に3か月ぶり。3年生の連携で関東一がスコアを動かす。

 ビハインドを負った桐蔭学園は、繋ぐ意識も持ちながら前線のFW山形真之(3年)をシンプルに裏へ走らせるアタックも。加えて右サイドハーフのMF菅沼仁徳(3年)、ヒールリフトも披露した左サイドハーフのMF阿部大輝(3年)が繰り出すドリブルもアクセントにチャンスを窺うも、なかなか手数を繰り出せない。最初の45分間は関東一が1点をリードして終了した。

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