選手権へ向けた好バウト。地に足をつけて原点に立ち戻る実践学園の、チームの積み重ねを武器に3連覇を目指す堀越のいま
ゲキサカ / 2022年10月4日 18時32分
[10.2 高円宮杯東京1部リーグ第15節 実践学園高 2-4 堀越高]
どちらも昨シーズンの全国大会を経験しているだけに、周囲からの期待も小さくないことは十分に理解している。だが、今年のチームは今年のチーム。もがいて、悩んで、それでも何とか前を向きながら、最後の大会へ向かって懸命に準備を整えている。
「今年のチームで全国に行こうという話はしていますし、そのためには目の前の試合を1つ1つ勝っていかなければいけないわけで、そこには練習でやったことがそのまま全部試合に出ると思うので、練習からしっかりやっていかないといけないと思います」(実践学園高・百瀬健)「もちろんプレッシャーはありますけど、目の前の試合が大事だとチームでも話しているので、チームとしては3連覇が一番の目標ですけど、まずは最初の試合を全員で見据えて、1試合1試合戦っていきたいと思います」(堀越高・吉年穣)。
課題と収穫の混じり合ったナイトゲームはアウェイチームに軍配。2日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2022東京1部リーグ(T1リーグ)第15節で実践学園高と堀越高が対戦。3点を先行された実践学園も2点を返したものの、最終盤に突き放した堀越が4-2で勝利。高校選手権前の最後の公式戦を白星で飾っている。
「前回の試合、前々回の試合と、入りの部分で先制点を獲られる形が多くて、その部分を改善しようと今週は守備を重点的にやってきました」とキャプテンのMF吉年穣(3年)が話した堀越は、ソリッドな4-4-2のシステムでバランスを堅持しながら、10分には素早いアタックからMF東舘大翔(3年)のスルーパスに、飛び出したMF小泉翔汰(1年)のシュートは右ポストにヒットするも、鋭いアタックを繰り出すなど、まずは丁寧にゲームを立ち上げる。
一方の実践学園はチーム事情で数名のレギュラークラスを欠き、T1デビューの選手もいる中で、「こういう逆境でそれぞれの選手の働きがどれぐらい出てくるかなというところで、いろいろ試したところもありました」と鈴木祐輔コーチが話したように、新たな組み合わせに着手。11分にFW瀧正也(3年)のパスからMF福永翼(3年)が放ったシュートは、わずかに枠の右へ逸れるも好トライ。以降も縦に速い攻撃で相手ゴール前を窺う。
31分は実践学園に絶好の先制機。MF松田昊輝(2年)が獲得したPK。キャプテンのDF百瀬健(3年)が右を狙ったキックは、堀越GK吉富柊人(2年)が横っ飛びでビッグセーブ。すると、逆に41分のチャンスを仕留めたアウェイチーム。MF日隠ナシュ大士(3年)を起点に東舘が左へ振り分け、小泉のグラウンダークロスに走り込んだMF中村健太(2年)のシュートがゴールネットを揺らす。完璧な崩しからの先制点。堀越が1点をリードして最初の45分間は終了した。
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