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選手権へ向けた好バウト。地に足をつけて原点に立ち戻る実践学園の、チームの積み重ねを武器に3連覇を目指す堀越のいま

ゲキサカ / 2022年10月4日 18時32分

 全国に出場した過去2年の選手権では、いずれの大会でもピッチに立った日隠は「先輩たちが残してくれたものもあるので、3連覇はしないといけないという想いはあるんですけど、メチャメチャプレッシャーがあるわけではないです」とリラックスした構え。キャプテンの吉年も「やっぱり選手権にはラストという緊張感と、やり切らなくてはいけないというプレッシャーはありますけど、楽しみではあります」とこちらも頼もしい言葉を残している。チームとしての積み重ねも武器に、ここに来ていよいよハマり出した堀越が同校初となる東京3連覇へ堂々と挑む。

 この夏には話題のWINNER’Sを決勝で倒し、ReelZ Championshipを制するなど、着実にチームとしての総和を大きくしてきた実践学園。「自分たちはWINNER’Sさんとの試合みたいに、大会になるとみんな1人1人が楽しむことはできると思いますし、まとまった時にはあの大会みたいに良い結果が出るような、流れが良くなればどんどん乗っていくチームだと捉えています」と話すのはキャプテンの百瀬。ただ、この日の堀越戦では少しギアの入る時間が遅く、悔しい敗戦を喫することとなる。

「本当にちょっとしたことで、今日も堀越さんの方が正確にクリアしていたり、ヘディングもウチは飛ばしているだけで、相手はちゃんと繋げていて、そういうところで『51対49』だった流れが、いつの間にか『60対40』になっているから、基本的なことだけしっかりやりましょうと。地に足をつけて戦う中で、サッカーの原点をしっかりやれるチームになろうねと話しています」とは深町公一監督。ここから改めて見直せるのはディテールの部分。意識の部分に訴えかけつつ、伝統のシンプルかつ力強いスタイルを突き詰めていくのみだ。

 チームの指揮を任されている鈴木コーチが「今年の3年生はこの夏で初めて宿泊形式で合宿したように、思ったようにサッカーができなかった世代なので、なおさら頑張ってほしいという想いはありますね」と語った言葉が印象深い。今年の代はなかなか結果に恵まれていないが、牧山がみんなの思いを代弁する。「選手権を獲れば自分たちも『良い代だったね』と言われると思いますし、今はみんな士気が上がっているので、日々の練習から頑張っていきたいです」。掲げる合言葉は『心で勝負』。5年ぶりとなる冬の全国へ。実践学園の飽くなきチャレンジはまだまだ続く。

(取材・文 土屋雅史)▼関連リンク
●【特設】高校選手権2022

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