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インハイ16強の四中工撃破も「通過点」。宇治山田商は目標の全国へ、決勝も必ず勝つ:三重

ゲキサカ / 2022年11月4日 19時45分

後半3分、スーパーミドルを決めたMF長谷川蒼紀(右から2人目)を中心に喜ぶ宇治山田商高の選手たち

[11.3 選手権三重県予選準決勝 四日市中央工高 0-1 宇治山田商高 四日市市中央緑地陸上競技場]

 四中工撃破も全国への「通過点」――。3日、第101回全国高校サッカー選手権三重県予選準決勝が行われ、宇治山田商高がインターハイ16強の名門・四日市中央工高に1-0で勝利。宇治山田商は8年ぶり2回目の選手権出場を懸けて、11月6日の決勝で津工高と戦う。

 試合終了後、スタンドへの挨拶を終えた選手たちは表情をほぼ変えることなくベンチへ戻って行った。選手権出場34回、全国制覇した歴史も持つ強敵を倒して嬉しくないはずがない。だが、CB城山陽汰主将(3年)は「終わった瞬間とか本当に嬉しい気持ちがあったけれど、何も終わっていないので。次に向けて切り替えようと。自分たちの目標は全国なので、あくまできょうの一戦も『通過点』だとチームのみんなと話していたので、ここで浮かれずに次の一戦へ向けてみんなで行きたい」と引き締めた。

 宇治山田商は前回大会準々決勝でもPK戦の末に四日市中央工を破っている。当時は涙、涙、涙。今年同様に全国大会出場を目標としていたが、「そのつもりはないにしろ、四中工に勝って満足してしまったところがあった」(古西祥監督)。結果は準決勝敗退に終わった。だが、今年は喜びすぎることなく、次へスタート。指揮官は選手たちの自発的な行動に頷き、「今日の終わった後の雰囲気を見ていると、決勝が楽しみ」と期待していた。

 前半は四中工が主導権を握った。開始2分、機動力を活かしてDF背後へ抜け出したMF岡本海里(3年)がいきなり決定機を迎えると、インターハイでも活躍したエースFW平尾勇人(3年)がボールを次々と収め、高い位置取りをする両SBも活用した分厚いサイド攻撃。決定機を相手GK荒木天聖(3年)の好守に阻まれ、ラストパスを城山、池田悠(3年)の両CBに弾かれていたが、繰り返し仕掛けてクロス、ラストパスの本数を増やしていた。

 一方の宇治山田商は前半、シンプルなロングボールが増加。簡単にボールを失ってまた攻められるシーンが続いていたが、U-17ワールドカップ日本代表のFW光田脩人(現早稲田大)を兄に持つFW光田向志(2年)とFW 石橋和空(3年)の強力2トップがそのスピードで相手ゴールを脅かす。

 前半20分、29分とDF背後へ抜け出した石橋がビッグチャンスを迎える。これは、四中工GK 鈴木廉太郎(3年)に阻まれるなど決め切ることができない。また、好守を連発する四中工CB及川惺那(3年)の壁に幾度も阻まれていた。

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