結果が出ず、苦しい時期もブレなかった日本一という目標。昌平が感謝の埼玉連覇!
ゲキサカ / 2023年11月15日 1時12分
前半28分、準決勝3得点のU-17日本高校選抜候補MF土谷飛雅(3年)が左でボールを運ぶと、中央のMF大谷湊斗(2年)を経由して逆サイドへ展開する。右サイドでボールを受けた右SB田中瞭生(3年)はカットインから左足を一閃。ボールはブロックしようとしたDFの足とニアポストを弾いて、ゴールへ吸い込まれた。
先制した昌平だが、前半のシュート数は4対1。攻撃面の特長を十分に出せた訳では無い。それでも、指揮を執った村松明人コーチが勝因として「堅いゲームの中でもバックラインとGKが崩れなかったのは一つかなと思っています」と挙げたように、CB佐怒賀とCB坂本航大(2年)、GK佐々木を中心に安定した守りを続ける。前半の被CK数はゼロ。相手が得意とするセットプレーの機会を与えなかった。
浦和南の野崎正治監督は0-1で迎えたハーフタイムの指示について、「何しろ向こうの10番、8番、7番に全部拾われてしまうので、そこの出足のところだけですよ。そこで回収できなかった。後手後手に回った」と説明していた。昌平は10番MF長準喜(3年)と8番MF 大谷湊斗(2年)のダブルボランチとトップ下の7番MF土谷の攻撃的な中盤トリオがセカンドボールの回収で健闘。後半も大谷が幅広い動きを続け、長が球際で強さを見せていた。
浦和南は後半8分に投入されたMF日高大祐(2年)が投入直後にテクニカルなドリブルで前進。空気感を変えると、直後にはMF濱口陽央(3年)の左クロスに荻野が飛び込んだ。対する昌平は西島の仕掛けなどサイドからチャンスを作るも、ラストの精度が上がらない。
それでも、DF陣の集中した守りによって1-0を継続。そして、前半35分の投入から好プレーを見せていたMF三浦悠代(2年)が貴重な追加点をもたらす。後半32分、三浦は左サイドで左SB前田大樹(3年)からのパスを受けると、ゴール方向へのドリブルから右足を振り抜く。ファーサイドへのネットを揺らし、2-0とした。
村松コーチは、準々決勝・細田学園高戦の後半に追いつかれてからの戦いにチームの成長を感じていたという。追い込まれると単調な攻撃になりがちだったチームが、落ち着いて空いているサイドへ振ってから仕掛け、または中央突破も。「色々なことを最後までやり続けていた」チームは延長後半に決勝点を決めた。この日も相手のタイトな守りに苦しめられたが、「どこかで空いて、PAの中に入れるのかなと思っていました」(村松コーチ)。焦れずに攻め続けて2つめのゴール。白星へ大きく前進した。
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