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全チームから勝点獲得達成!尚志は前年王者・川崎F U-18撃破でプレミア2位と大躍進も「悔しさという伸びしろ」を携えて選手権で日本一獲りに挑む!

ゲキサカ / 2023年12月4日 12時22分

尚志はFW笹生悠太(12番)のヘディングで先制!

 ビハインドを負ったホームチームは、ようやくスイッチが入る。20分にはMF矢越幹都(2年)、MF尾川丈(3年)、FW岡崎寅太郎(3年)とスムーズにボールが回り、尾川のラストパスからMF岡野一恭平(3年)が枠に収めたシュートは尚志不動の守護神・GK角田隆太朗(3年)がキャッチしたものの、流れるようなフィニッシュを。39分にはセンターバックのMF由井航太(3年)のオーバーラップから、最後は岡崎が枠を越えるシュートまで。「あの2列目からどんどん出てくるようなパスワークが止められなかったんですけれども、失点はしなかったのでよく耐えたなという展開でした」とは尚志を率いる仲村浩二監督。川崎F U-18が盛り返しながらも、前半は1-0のままで45分間が経過した。

 後半4分。『川崎のトラ』が魅せる。右サイドで矢越が後方に戻すと、「相手のセンターバックの背後は狙っていて、トラと目が合って動き出してくれた」というDF江原叡志(3年)はダイレクトで最終ラインの裏へ。抜け出した岡崎は「自分たちのキーパーがレベルの高い選手たちだという自負があって、その2人(濱崎、菊池悠斗)に普段からああいうシュートも練習していた」とループシュートを選択。ボールはGKの頭上を越えて、ゆっくりとゴールへ弾み込む。これで岡崎はシーズン18点目。1-1。試合は振り出しに引き戻された。



 川崎F U-18は攻める。9分。右からDF関德晴(1年)が蹴り入れたCKに、突っ込んだDF土屋櫂大(2年)のヘディングは角田の正面。22分。右サイドでMF志村海里(3年)が時間を作り、矢越のクロスから岡崎のヘディングはクロスバーの上へ。24分。岡野一との連携で左サイドを破った関のクロスに、FW高橋宗杜(3年)が合わせたヘディングも枠を捉え切れず。「流れ的には完全にこっちだったと思うので、そこで2点、3点行こうというのはみんな考えていました」(由井)。ただ、どうしても逆転の2点目が遠い。

 劣勢の尚志に歓喜をもたらしたのは、「今日はオレがやってやろう」と意気込んでいたストライカー。32分。DF冨岡和真(3年)のスルーパスから、若林が丁寧な右クロス。エリア内へ入ったMF藤川壮史(3年)のシュートはDFのブロックに遭ったが、こぼれ球にいち早く反応した網代は「ファーストタッチで良いところに置けて、あとは思い切り振り抜きました」と右足一閃。軌道はゴールネットへ鮮やかに突き刺さる。『尚志の9番』が土壇場で大仕事。尚志が一歩前に出る。

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