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全チームから勝点獲得達成!尚志は前年王者・川崎F U-18撃破でプレミア2位と大躍進も「悔しさという伸びしろ」を携えて選手権で日本一獲りに挑む!

ゲキサカ / 2023年12月4日 12時22分



 川崎F U-18は攻める。42分。志村の左クロスから、前線に上がっていた土屋のヘディングは左のゴールポストを直撃。45+2分。江原のパスから単騎で抜けた岡崎のシュートは、抜群のタイミングで飛び出した角田がビッグセーブ。「今回はアウェイなのに3年生も応援してくれていたので、『応援しているヤツらのためにも』という想いで最後に身体を張れたり、一歩が出たりしたと思います」とは尚志のキャプテンを任されているDF渡邉優空(3年)。築いた堅陣は崩れない。

 等々力に響き渡るタイムアップのホイッスル。「僕らも高体連として『走る』ところには意地がありますし、『絶対にスタミナでは負けちゃいけない』と思っているので、後半はそこがうまく行ったんじゃないかなと。(他会場では)山田が勝ったんですよね。でも、僕らがどうすることもできない結果を考えるよりも、今日の勝ちが嬉しかったです」(仲村監督)。優勝には一歩及ばなかったものの、アウェイで逞しく勝ち切った尚志が川崎F U-18を勝点で上回り、4年ぶりに復帰したプレミアを2位で終える結果となった。

フロンターレサポーターのエールに拍手で応える尚志の選手たち

「(第12節の)FC東京に勝ったあたりから、『頂点を狙いに行こう』と。それまでは残留を目標にやってきていたんですけど、FC東京戦が終わって『優勝を獲りに行こう』と言ったんです」(仲村監督)。

 尚志は今シーズンが3度目のプレミアでのチャレンジだが、リーグ創設初年度の2011年、染野唯月(東京ヴェルディ)を擁した2019年と、どちらも最下位での降格を突き付けられている。ゆえに今シーズンの目標は、まずこのリーグに残留すること。「もともと残留を目標にやっていたので、こうやって2位で終われたということには自分も正直驚いていて、まさかここまでできるとは思いませんでした」という神田の言葉は偽らざる感想だろう。

 残留という明確な目標を立てるにあたり、過去2回の悔しい経験は間違いなく今年に生かされていた。「2回もやらせていただいたことでプレミアリーグのレベルの高さがわかって、選手層を厚くしていかないと絶対にこのリーグは乗り越えられないということが経験上でわかったので、『プレミアリーグで戦えるチームを』ということを目標にずっとチーム作りをしてきました。今年はもう『誰が出てもいいんじゃないか』という選手層になったので、代表で選手が抜かれても他の選手がやってくれましたし、そういうことができたのは良かったかなと思います」(仲村監督)。

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