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トップチームのキャンプ帯同で突き付けられた現在地。FC東京U-18FW山口太陽が心に宿すのは未来を照らす“メラメラの炎”

ゲキサカ / 2024年2月12日 13時25分

FC東京U-18のレフティストライカー、FW山口太陽(2年=FC東京U-15むさし出身)

[2.11 東京都CY U-17選手権決勝L FC東京U-18 5-0 大森FC U-18 東京ガス武蔵野苑多目的G]

 悔しいエネルギーは十分すぎるほどに蓄えてきた。今年はこのアカデミーで過ごす最後の1年。溜めてきたそれを存分に爆発させるための準備と覚悟は、もう整い始めている。

「なるべく早くプロの世界でやりたいので、そこに絡んでいけるように、チームで獲れるタイトルは全部獲って、その中で自分も多く点を獲って、どんどん結果を残していきたいというのが目標です」。

 昨シーズンからFC東京U-18の9番を背負ってきた、注目のレフティストライカー。FW山口太陽(2年=FC東京U-15むさし出身)はトップチームの先輩たちと過ごした時間の意味を身体に刻み、2024年を戦い抜く。


 FC東京U-18の新チームにとって2試合目の公式戦。トップチームの沖縄キャンプに参加していたこともあり、初戦を欠場した山口はベンチからのスタートを告げられる。

「去年とは監督も変わって、やり方も変わっていたので、ちょっと守備の仕方やセットプレーでわからない部分が多かったんですけど、ユースに戻ってきてからちょっとずつ慣れている感じですね。そういうこともあって、スタメンではなかったのかなと思いました」。

 本人はそういう理解をしていたようだが、今季からチームを率いる佐藤由紀彦監督は、その采配に込めた理由を穏やかに明かす。「もともとポテンシャルが高いのは認めているところですけど、ユースとして活動する時間が少なかったので、今日はディヴァ(尾谷ディヴァインチネドゥ)にスタメンのチャンスを渡しました。それを受けて、彼がどういうメンタリティで来るかというところも見たかったところもありますね」。

 大森FC U-18がしっかりサッカーを突き詰めている好チームだったこともあり、前半はチャンスこそ多かったものの、スコアは1-0で終了。山口は後半のスタートからピッチへと解き放たれる。

 実戦の機会に飢えていた。トップチームのキャンプでは紅白戦にもなかなか入れず、練習試合でも出場時間は10分程度。「練習試合はディエゴ(・オリヴェイラ)さんに代わってスタメン組に入れてもらったんですけど、あまりボールには触れなかったです。自分がユースだということもあって、『頑張れ!』とか優しく声掛けしてくれていたのはありがたかったですけど、『ちょっと対等ではないな』って。もっと自分が早くそういうところで対等にやっていけるように、結果を残していかなくてはいけないなと思いました」。優しく扱われることに感謝と悔しさの両方の感情を味わったという。

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