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[東京都CY U-17選手権]「幸せの連鎖」の先にあるのは戻るべき場所と進むべきステージ。東京Vユースは三菱養和ユースを“ウノゼロ”で撃破して東京制覇!

ゲキサカ / 2024年3月12日 21時23分


 後半はスタートから三菱養和ユースが3枚代え。決勝リーグのFC東京U-18戦でも得点に絡んだMF今井颯大(1年)、FW平野真央(2年)に加え、プレーメイカーのMF倉持譲太郎(1年)を投入し、明確に狙いに行く同点とその先。後半1分には早速MF岡新大(2年)を起点にDF薦田翔太(2年)の左クロスから、飛び込んだ平野が惜しいヘディングを放つなど、ゴールへの意欲を滲ませる。

 10分も三菱養和ユース。カウンターから縦に運んだFW中村圭汰(2年)が左へ振り分け、岡が中央へ入れたグラウンダーのクロスは、良く戻った東京Vユースのディフェンスラインが適切なポジショニングで危機回避。29分も三菱養和ユース。薦田が蹴った右CKに、途中投入の長身FW齋藤凪(1年)が競り勝つも、ゴール前に生まれた混戦の中で東京Vユースの守備陣は身体を張って、シュートを許さない。

 ここには練習の成果が表れていたようだ。「去年のプリンスでは全試合で失点していたので、今年はゴール前のクロスの対応だったり、相手に寄せるところはかなりやっています」と昨季から主力を務めるDF川口和也(2年)が口にすれば、「守備のトレーニングも今シーズンはちょっと多めに入れているところもありますね。あまり大きな選手がいないので、セットプレーやクロスの対応は継続してやってきました」と薮田監督。抽出した課題に取り組み、それをこのファイナルの舞台できっちりと形で示してみせる。

 終盤は追加点を狙う東京Vユースがラッシュ。33分には右から丁寧に蹴ったFW井上寛都(2年)のグラウンダークロスに、仲山がフリーで合わせたシュートはゴール左へ。36分にも左サイドでルーズボールを拾った仲山のフィニッシュが枠を越えると、39分にも相手の横パスをさらった仲山が打った決定的なシュートは、長谷川がキャッチ。21番にボールが集まるものの、なかなか2点目には至らない。

 45分は三菱養和ユースのラストチャンス。中村がドリブルで敵陣へ切れ込み、こぼれたボールをミドルレンジから狙った平野の枠内シュートは山崎が丁寧にキャッチすると、ほどなくして聞こえた試合終了のホイッスル。「今回もクロス対応も含めて無失点で終われたので良かったですね。去年の決勝も3-1で失点していたので、今年は1-0で終われたことはチームとしての進歩なのかなと思っています」と大会MVPにも選出された川口も言及する東京Vユースが“ウノゼロ”での勝利を手繰り寄せ、晩冬の東京制覇を力強く勝ち獲る結果となった。

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