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[東京都CY U-17選手権]トップチームの基準を知る佐藤由紀彦新監督が挑むのは「勝負にこだわる姿勢」と「サッカーを楽しむ姿勢」の両立。FC東京U-18が町田ユースとの打ち合いを5-3で制す!

ゲキサカ / 2024年2月25日 18時17分

 ファイナルスコアは5-3。「試合全体を通して言うと、FC東京さんのサッカーを受けまくってしまった印象はないんですけど、自分たちもチャンス自体は意外とあった中で、そこを決め切れるか、決め切れないかというところで、このスコアの差は率直に改善していかないといけない部分が多々あるなと」(中山監督)「今日のミーティングでも“チャレンジ”というところが1つのテーマだったので、そういう部分では点は獲られたにせよ、突き放して、さらに突き放してという姿勢を選手たちは見せてくれましたし、そこのちょっとした技術的なミスをここからトレーニングで直していく作業になっていくと思います」(佐藤監督)。課題と収穫が入り混じるハイスコアの打ち合いは、FC東京U-18に軍配が上がる結果となった。


 2015年から指導者の道に足を踏み入れたFC東京U-18の佐藤監督は、5シーズンに渡ってトップチームのコーチを務め、今季から自身の指導者キャリアで初めて監督という立場に就任した。新チームの始動から約1か月。ここに来て少しずつ選手との距離感のバランスを掴み始めているという。

「今までの1か月はずっと選手を観察する時間に充ててきました。全体像の中でのヒエラルキーもわからなかったので、そのヒエラルキーも壊したかったし、そこをずっと見てきた1か月だったので、ここから個人のところにフォーカスしようかなと。育成という観点から見ても、今日もそうだったように個人のところがチームを助けるわけで、そこは選手の近くにいたいなという気がしますね」。

「実際に監督をやってみて、自分の感覚としては選手に近いほうが落ち着くかなと。選手と一緒にボールを蹴りたいですし、選手と一緒にボール回しをやりたいですし、役職は監督になるかもしれないですけど、選手と一緒にやりながら自分の経験とかそういうものを伝える方が落ち着くなと(笑)。トップチームの時もいろいろな選手と一緒にボールを蹴って、一緒にボール回しをして、そこでバカ話もして(笑)、すごく近い存在になっていった感じだったので、監督になったことでそういう携わり方の回数は減っても、そのスタイルがいいのかなと思います」。

 この大会中に興味深いシーンがあった。決勝リーグの大森FC U-18戦で、相手の丁寧なビルドアップにやや苦しんだ試合後、佐藤監督は昨シーズンのトップチームが経験したあるゲームのことを引き合いに出して、選手たちに『ピッチの中で判断することの重要性』を説いていた。

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