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[デンチャレ]シュート12本を放つも、MF名和田の一撃がクロスバーを叩くなど1点奪えず…日本高校選抜は東北選抜と0-0ドロー

ゲキサカ / 2024年2月28日 0時44分

 逆に風下の高校選抜は、ヘディングなどでミスも。東北選抜のCBベベニョン日高オギュステュ祐登(青森大3年=青森山田高)やCB山内琳太郎(仙台大3年=京都橘高)らが着実に遠くへ弾いていたのに比べると、要所のプレーでやや劣る部分もあった。それでも、渡邉が長身を活かした守備を見せたほか、GK鈴木の安定したキャッチングなどによって無失点。0-0で前半を折り返した。

 日本高校選抜は後半開始からNEXT GENERATION MATCHで決勝点の池戸に代え、チームキャプテンの右SB野田隼太郎(藤枝東高3年→早稲田大)を投入。荒れた芝生や強風に苦しんだ高校選抜だが、後半は右サイドを中心に野田や松田、芝田らがテンポよくパスを繋いで狭い局面を打開するなど、取り組んできたことを表現する。

 13分には、名和田のループパスから網代が右足シュート。直後にも塩川のスルーパスから芝田の放った右足シュートが右ポストを叩く。さらに15分には、渡邉の展開から市川が粘って前進し、最後は名和田が小さなドリブルから右足シュート。だが、東北選抜GK藤田の手とクロスバーに弾かれてしまう。

 直後の17分、高校選抜は名和田と網代に代えて左SH杉本英誉(青森山田高3年→桐蔭横浜大)とFW高岡伶颯(日章学園高2年)を投入。高岡が快足を活かしてゴールラインギリギリでボールに追いつき、その落としを芝田が狙うシーンもあった。

 東北選抜も相手の背後を狙った攻撃を見せるが、高校選抜は小泉や野田がインターセプト。カウンターで数的不利になりかけたシーンも神田が的確な守備を見せてピンチの芽を摘んでいた。34分には芝田に代えてMF長準喜(昌平高3年→順天堂大)を送り出し、相手ゴールをこじ開けようとする。だが、シュート数12-4、CK数12-0と大きく上回りながら、東北選抜の粘り強い守りを破れず。0-0で引き分けた。

 高校選抜の米澤監督は「(強風など悪コンディションの影響で)ちょっと我々が想像したとことは違う部分と、これまでなくて『課題や』って話をしていた『取ってから速く行く』っていうところは出てきたので、それは解決できたかなと思うんです。それは良かったなと思う」と振り返った。

 デンソーカップチャレンジは5日間で大学生と4試合を行う。野田は「個人としても、チームとしても、経験を積めるような大会にしていきたいなと思っています」と語る。28日はタレント軍団の関東選抜Aと対戦。米澤監督は「今日出てないフレッシュのメンバーもいる。大体のイメージはあるので、そこでまた戦ってほしいなと思っています。明日もまたやれるんちゃうかなと思っています」。現在23名の高校選抜は、最終18人まで絞って欧州遠征を実施。それぞれが大学生相手に何ができるのかを示し、結果も残す。

(取材・文 吉田太郎)

●第38回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集

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