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[デンチャレ]CB根本健太(流経大)が高校選抜を圧倒。高校時代は無名、大学3年で“初代表”のDFがパリ五輪出場を狙う

ゲキサカ / 2024年2月29日 6時30分

 根本は昨年4月にU-22日本代表候補初招集。大学3年生になるまで年代別日本代表に選ばれた経験が一度もない。だが、22年1月にA代表のトレーニングパートナーに選ばれた当時から、一つ一つ課題を改善してきた。

 U-22日本代表候補初招集時は、代表スタッフから「『差を感じた』とストレートに言って頂いて、そこからまた考え直して、チームに戻って、フィジカルコーチにお願いしてステップやプレー以外の面での自主練を増やして、今もやってるんですけど、そこから試合中のプレーにも自信がついてきたので、今はそんなに差はないかなと思います」。また、アジア競技大会経験後は、より高い目標を設定して取り組んできた。

「10本中1本、2本負けることとか、たまにあるんで、そういうのを減らして、もう100パーセント全部勝てるようにしないといけないっていうのは、流経大のスタッフ、(中野雄二)監督とかにも凄く言われますし、100パーセント勝てるようになれば代表でもしっかり信頼できるCBになると思うし、ポジションを奪えるようになると思うんで、そういう細かいところをしっかり突き詰めていきたい」と力を込める。

 今年はJ1の3クラブに練習参加。それぞれの雰囲気、戦い方を学び、自分のプラスにしている。「どんなチームに入って、どんなサッカーでも活躍できるような選手になれば、どんどん上に行ける」という考えの下、プロからも、代表チームからも求められる選手に。「まずはチームのことを考えて、もちろんパリ五輪に選ばれるように、どんどん活躍していってチームに貢献できるようにする。今年こそは強い流経大を取り戻すためにも、自分が選抜だったり、代表に絡んで行ったりして、流経大だけでなく、大学サッカーを自分が引っ張っていければ」。流経大を勝たせ続け、パリ五輪出場を懸けたアジア最終予選、本大会でU-23日本代表の勝利に貢献することを今年の目標に掲げている。

「日の丸を背負って出てきたからには、もう命を懸けて戦うっていうか、血を流してでも戦い抜いて勝つっていうことを意識しています」

 無名の高校時代を過ごした根本は、プロになることを一時諦めていたという。だが、決意してプロを目指す選手たちが集う流経大でチャレンジ。周囲の影響も受けて「負けたくない」と意識を変えた。現在184cm、81kgという恵まれた身体、左利きという特長も持つDFはチャンスを掴んで、ステップアップ。今年はさらなる飛躍のためにも重要な一年だ。大学サッカーを引っ張り、世界で輝き、自分の3、4年前と同じような境遇にいる高校生たちにも勇気を与える。

(取材・文 吉田太郎)

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