[デンチャレ]日本高校選抜はMF芝田のPKで初得点も、初勝利ならず…後半の3失点でプレーオフ選抜に逆転負け
ゲキサカ / 2024年3月1日 14時37分
[2.29 デンチャレ プレーオフ選抜 3-1 日本高校選抜]
日本高校選抜は初得点も、初勝利ならず――。2月29日、第38回デンソーカップチャレンジサッカー 福島大会グループB最終節で日本高校選抜はプレーオフ選抜と対戦。前半終了間際にMF芝田玲(青森山田高3年→明治大)のPKで今大会初ゴールを挙げたが、後半に3点を奪われて1-3で敗れた。勝ったプレーオフ選抜は3連勝。3月2日の決勝へ進出している。
高校選抜は東北選抜との初戦を0-0で引き分け、前日の関東選抜A戦は0-1で惜敗。初勝利を目指したプレーオフ選抜戦はこれまでの4バックから190cmDF小泉佳絃(青森山田高3年→明治大)、190cmDF渡邉優空(尚志高3年→立正大)、185cmDF塩川桜道(流通経済大柏高3年→流通経済大)の大型DF3選手による3バックへ変更した。
加えて、GKが平塚仁(岡山学芸館高3年→明治大)で、主将の右WB野田隼太郎(藤枝東高3年→早稲田大)、左WB市川和弥(尚志高3年→東洋大)の両ワイド。中盤中央はアンカー気味に構えるMF神田拓人(尚志高3年→早稲田大)と芝田、MF松田悠世(桐光学園高3年→法政大)による構成。そして、FW高岡伶颯(日章学園高2年)、FW網代陽勇(尚志高3年→早稲田大)が先発した。
対戦したプレーオフ選抜は、デンソーカップチャレンジのプレーオフで敗退した北海道選抜、北信越選抜、中国選抜、四国選抜、九州選抜から選出されたメンバー。開幕2連勝したチームは引き分け以上で自力での決勝進出が決まる。右WB橋本悠(福岡大3年=鳥栖U-18/福岡内定)らが先発出場し、高校選抜を迎え撃った。
FW加藤大晟(鹿屋体育大3年=浜松開誠館高)やFW吉田晃盛(新潟医療福祉大2年=九州国際大付高)へ向けてロングボールを入れるなど縦に速い攻撃を繰り出すプレーオフ選抜に対し、日本高校選抜はカバーリング面でも利いていた小泉が「前半、3バックでうまくいってた気もしていて、結構ゴールも隠してやれてた気がします」。高さと強さを兼備する3バックが際の競り合いで渡り合うなど大学生に食い下がる。
また、初戦でも抜群の守備能力を発揮していた神田がこの日もセカンドボールを幾度も回収。GK平塚が相手のプレッシャーにも動じることなく、質の高いボールを蹴り入れていた。だが、日本高校選抜は奪ったボールを縦に入れるものの、大学生の力強いチェックを受けてロスト。なかなか攻撃の時間を増やすことができない。相手の小さなクリアを拾った松田が左足を振ったほか、芝田が右サイドへの抜け出しからクロスへ持ち込むシーンもあったが、シュートを打てないまま時間が経過した。
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