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オフサイド新ルールは見送りに!! 2024-25競技規則の改正点判明、脳震盪ルール恒久化&“PK侵入”罰則緩和へ

ゲキサカ / 2024年3月3日 0時55分

 もっとも、このルールが文言どおりに適用されれば、ボールに影響を与えない範囲内でペナルティエリア内に侵入する選手が多発し、これまで以上の混乱をきたすことも懸念される。そうした状況を防ぐためには、これまで以上にピッチ上の審判員の丁寧なマネジメントが必要になりそうだ。

 またPKに関しては不正侵入だけでなく、キッカーがボールをセットする際の規則も新設された。新たに「ボールの一部はペナルティマークの中心に触れるか、覆い被さっていなければならない」という旨の文言が明記され、ペナルティマークの外周ギリギリにボールをセットすることは認められなくなるようだ。

▼「故意ではない」ハンドによるPK(第12条)
 PKに関してはもう一つ、複雑な改正が行われる模様だ。

 IFABは公式サイトの簡易説明で「故意ではなくPKが与えられるハンドの反則は、他のファウルと同じように扱われる」とのみ記載。この文言だけでは適用事例が不明瞭だが、複数メディアによると、主に退場相当のDOGSO(決定的な得点機会の阻止)や、警告相当のSPA(大きなチャンスの阻止)の反則の発生時に効力を発揮するようだ。

 たとえば現在のルールでは、DOGSOにあたる反則がペナルティエリア内で起きた場合、反則ををした選手がボールに向けてプレーしている限り、懲罰は軽減され、レッドカードではなくイエローカードが提示されることになっている。一方、上半身を押したりユニフォームを掴んだりなど、ボールに向けてプレーしようとしていなければ軽減対象にはあたらず、一発レッドーカードが提示される規則だ。

 今回のルールで明記される「故意ではないハンド」も、ボールにプレーしようとしている場合と同様、懲罰の軽減対象にあたるとみられる。反対に「故意によるハンド」をペナルティエリア内で行い、DOGSOと判定された場合は、軽減対象にあたらずに一発でレッドカードが提示されることになりそうだ。

▼その他の変更点
 5つのうち2つの改正点は、現行の運用を大きく覆すものではないが、ルールとして新たに明記されるものが並んだ。

 1つは腕章を着用したチームキャプテンの義務化(第3条、第4条)。これまでは「チームのキャプテンは、なんら特別な地位や特権を与えられているものではないが、そのチームの行動についてある程度の責任を有している」という概念的なものだったが、今後はルール上の役割が委ねられる可能性が出てきた。

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