“日本勢最後の砦”横浜FMが中国アウェーで先勝!! 終盤に痛い失点も史上初のACL4強に前進
ゲキサカ / 2024年3月6日 21時7分
[3.6 ACL準々決勝 山東泰山 1-2 横浜FM 済南]
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は6日、準々決勝第1戦を行い、横浜F・マリノスが山東泰山(中国)に2-1で勝利した。すでに他のJクラブは敗退した中、“日本勢最後の砦”としてベスト4進出に前進。第2戦は13日、日産スタジアムで行われる。
決勝トーナメント1回戦でバンコクFCを下した横浜FMはクラブ史上初の8強入り。さらに歴史を切り拓くべく、準々決勝に臨んだ。ハリー・キューウェル監督の下、この日も新システムの4-3-3を採用。MF植中朝日がインサイドハーフで今季初先発を果たした。
試合は立ち上がりからハイプレスに出てきた山東に対し、横浜FMが安定した配球で前進するという展開。すると横浜FMは前半7分、DF渡邊泰基からの縦パスを受けたFWアンデルソン・ロペスが前を向き、ドリブルで強引に仕掛けると、こぼれ球にDF加藤蓮がサポート。強烈なシュートで混戦を生み、最後はロペスがねじ込んで先制に成功した。
その後も横浜FMが優勢を保ち、数多くのチャンスを創出。それでも前半24分、FWエウベルのドリブル突破で導かれたA・ロペスの決定機がGKワン・ダーレイに阻まれると、同42分には植中からのパスを受けたA・ロペスのシュートが枠を外れる。リードを広げるには至らず、前半を1-0で終えた。
すると後半は山東がパワフルな攻撃を仕掛けてきたことで、やや押し込まれる展開に。GKポープ・ウィリアムの好守でなんとか阻むが、嫌なムードが漂ってきた。それでも後半24分、横浜FMは左からFWヤン・マテウスが攻め上がると、エウベルとのパス交換からエリア外で左足一閃。やや弱いシュートとなったが、相手のテンポを崩したことが功を奏し、ゴール右に吸い込まれた。
そのまま2-0で勝ち切りたい横浜FMだったが後半アディショナルタイム1分、パワープレーからエリア内を押し込まれると、MFチェン・プーに決められ失点。1点差に詰め寄られた。また直後には小競り合いの仲裁に入ったジョン・ハッチンソンコーチが退場処分を下されるなど、荒れ模様を呈した。それでも試合はそのままタイムアップを迎え、横浜FMが難しい中国アウェーを制した。
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