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選手権8強・昌平高新監督に玉田圭司氏が就任!アジア、世界で躍動したストライカーが高校サッカー部の指揮官に

ゲキサカ / 2024年3月9日 10時0分

 それでも、玉田氏はとても前向きだ。「もちろん初めてのことなんで、もちろんプレッシャーみたいなものは凄くありますけれども、選手の時も感じながらやってきたから、久々にそういうものが出てくるのって逆に楽しみですよね。監督と言っても、間違いももちろんあると思う。成長していきたい」。今年は平日も、土日祝日も、基本的にはフルタイムで昌平を指導予定。3月に監督としての指導をスタートした新指揮官は、選手とともにサッカーを楽しみながら、成長すること、結果を残すことにこだわっていく。

「勝利にももちろんこだわりますけれども、プレーの質などに僕はフォーカスしていきたいなというのがあるし、結果が全てではないと思っているんですよ。この先に繋がる何か。もちろん、高校でサッカーを辞める子もいるだろうし、プロを目指す、大学でサッカーをするっていう子もいると思うので、そういった子たちの成長の場であっても欲しいなと思います」。サッカープレーヤーだけでなく、社会に出て活躍する人間の育成を目指していく。

 昨年、昌平を指導した玉田氏は、「(昌平の)一人ひとりの技術とかは僕は高校の中でも高い方だと思います」と分析。その一方、まだ自分たちの能力を理解できていない部分、出し切れていない部分があると感じている。「まだやれるのに自分たちで難しくしてしまったり。『これ無理』とか、『これできない』とか自分たちで決めてしまっていると思うので、そういうのを自分たちで気づいて、それを行動に移せるような環境を作ってあげたいです」。そして、頭を使うことの大切さを強調した。

「サッカーって自分の中では、ある程度頭の中でやるものだと思っているので、本能でやる部分ももちろん大事だと思いますけれども、ある程度自分たちが頭を使いながらサッカーをするということも必要になってくると思っている」。自身は高校時代にその力を身につけられず、プロ入り後、活躍するまでに時間を擁した。だからこそ、「高校時代、もう少しこうしていればというのもあったので、自分の教訓みたいなものもあるからそういうのも教えてあげたい」という思いがある。

 昨年のインターハイは埼玉県予選で敗退。日本一を目指した選手権も準々決勝で敗れている。「負けるような試合は負けるような戦い方をしている。苦手意識とかあるでしょうし、そういう癖みたいなものもなくしてあげたいです」。いきなりすべてを克服することは難しい。それでも、選手たちの将来のために、テクニック、判断力の特長を持つチームのできることもより増やしていく。

 目標は日本一と個人、チームの成長だ。「もちろん、やるからには日本一を目指しますけれども、色々なことにこだわって、やっぱりお客さんや親御さんが見ていてサッカー楽しいなとか、ここに預けて良かったなと思ってもらえるようなサッカーや人間の成長というものは見せたいですね」。玉田氏自身も挑戦の一年。昌平ではコーチ陣から声がけのタイミング、言葉の選び方などを学んでいるという。昌平とともに指導者として成長を遂げ、大きなインパクトを残す。

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