19歳MF保田堅心の今季初ゴールで大分が初勝利! 藤枝は開幕3戦ノーゴール

[3.10 J2第3節 藤枝 0-1 大分 藤枝サ]

　J2リーグは10日、第3節を各地で行い、大分トリニータが藤枝MYFCを1-0で破った。19歳のMF保田堅心の今季初ゴールが決勝点となり、ここまで2戦2分だった大分は今季初白星。一方の藤枝は3試合連続ノーゴールで初勝利はお預けとなった。

　共に6日のルヴァン杯でJ3リーグのクラブに敗れ、初戦敗退に終わったチーム同士の対戦。J2
リーグでの今季初勝利をかけて激突した。藤枝はMF杉田真彦とMFシマブク・カズヨシが今季初先発。大分はFW宇津元伸弥が2試合ぶりに先発した。

　前半は拮抗した展開が続いた中、後半2分に試合が動いた。大分はDF香川勇気のスローインをMF中川寛斗がエリア内で収め、混戦でMF野村直輝がタメを作ると、横パスに保田が反応。小刻みなステップで相手をかわして右足を振り、ゴール左隅に押し込んだ。保田は今季初ゴール。4年後のロサンゼルス五輪の出場資格を持つMFが結果を出した。

　大分は後半20分、宇津元に代わってMF有働夢叶を投入。中京大在学中で来季からのプロ加入が決まっている有働は6日のルヴァン杯北九州戦(●0-1)に出場していたが、これがJ2デビューとなった。一方の藤枝は中京大出身のルーキーMF永田貫太ら3選手を投入。先輩後輩が両チームで同時にピッチに入るという珍しい光景が見られた。

　藤枝はその後、途中出場のパリ五輪世代FW中島大嘉の高さを使いつつ攻撃を展開するが、大分の守備陣も冷静に対応し、自由な状態でシュートは打たせない。藤枝は後半33分、ブラジル出身の24歳DFウェンデルがJ1デビュー。だが、大分はDFペレイラを入れて5バックで固め、そのままタイムアップ。勝ち切った大分が今季初の勝ち点3を手にした。
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