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日本代表北中米W杯アジア2次予選メンバー発表、 森保一監督会見要旨

ゲキサカ / 2024年3月14日 19時4分

—アジア杯は不本意な成績だったと思うが、どのように立て直して試合に臨みたいか。また平壌でのアウェーゲームでは1勝もできておらず、1点も取ったことがない。今回で改善したい点はどこか。
「アジア杯での成績においては非常に残念で、応援してくださっている方々に良い結果をお届けできなかったのは非常に申し訳ない。私自身つらく悲しい気持ちでいる。アジア杯からの修正点という部分ではアジア杯だけでなく、過去に起きたことの成果と課題を振り返ってしっかり改善し、成果では過去できたことを未来に向かってさらによくできるようにと考えてやっていく。未来に向かっていく上では過去と同じ気持ちでいる。攻撃も守備も個々の戦いも全てにおいてレベルアップしたい。課題としてアジア杯ではセットプレーからの失点が多かったので、そこは改善できるようにということと、セットプレーとは違うオープンプレーの流れでもロングボールの対応から非常に難しい形になってしまったので、セットプレーにしてもオープンプレーにしてもシンプルにゴール前にボールを入れてきた時にどうやって守備の対処をするかが大事、そこからどうやって攻撃に繋げていくかはもう一度、チームとして改善し、過去の課題を克服していければと思っている。次の試合も相手が同戦ってくるかは構えて戦ってくるところも含めて両方できるチームなので、課題を克服しつつ、相手がどんな戦いを仕掛けてきても対応できるように準備したい。アジア杯は自分たちが想定していないことへの対処が臨機応変さでうまくいかなかったので、基本的な想定はしつつ、想定外のことがあった時にピッチ内でチームで解決していくということは北朝鮮戦に向けてやっていきたい」

—アジア杯では海外の選手の日常に合わせる際、どれだけ強い言葉を使うかが大事と話していたが、いまその考えは変わっているか。
「今の答えで言うと、強い言葉を使うかどうかは考えが変わった。ただし強い言葉を使わないといけない時は使う、でも私自身は監督として必要なことを選手に伝えるということと、自分のキャラクターを変えて無理して伝えても選手に伝わらないと思うので、自然体で、自然と湧き出てくる感情のもとで選手たちに伝えることが大切だと思っている」

—アジアカップに呼んでいなかった小川航基、橋岡大樹、相馬勇紀が新たに呼ばれたが、どのようなことを期待するか。また伊東純也が招集されていないことに世の中の関心が高いと思うが、どういった理由か。
「一人一人というよりもまずは久しぶりの招集になった選手たちについてだが、チームの活動を見て、選手たちが見せてくれているパフォーマンス、そして結果をもとに招集させていただいた。相馬勇紀に関しては出場時間は少なくなっているが、チームで今回の2試合を戦う上で彼が持っているユーティリティー性は代表のレベルの力を持っている選手の中でも必要だと招集させてもらった。直近の試合では得点も取っているし、彼の個々の局面でのバトルを制しながら、デュエルを勝っていきながら攻撃に繋げるところ、W杯のコスタリカ戦で相手との戦いの中で国と国との厳しさを知っている選手。北朝鮮戦も非常に厳しい戦いになる中、個々の戦い、チームの戦いの中で必要な選手だと招集した。小川航基はまさに点を取っているという結果で彼を招集することになった。点を取るだけでなく、チームとして守備でもハードワークしながら点を取ること、個々の役割の中で結果を出す部分、チームとして組織的に戦う部分でも非常に良いパフォーマンスを見せてくれている。橋岡は世界最高峰のリーグと言っても過言ではないプレミアリーグでしっかりとチームの中で評価され、プレーする時間を与えてもらっている。その中で局面、局面の戦いで試合を追うごとに良くなっている。できることと成長していることを見させてくれているので招集した。今は左CBをする機会が多いが、右も左もできる、個々の局面で相手に勝って攻撃に繋げるところを見せてくれているので、今回の代表活動でも今やっていることを思い切り発揮してもらえればと思っている。純也の件に関しては一言で言うと、彼を守るために招集しなかったという判断を私自身がさせていただいた。彼の置かれている状況であればフランスリーグでプレーしているし、我々も彼のパフォーマンスを状況を踏まえた上で、招集は可能だと思っているし、招集したいと思っていた。しかしながら彼を招集した場合、彼をここ日本で、彼を取り巻く環境がどういう環境になるかを想像した時、彼が落ち着いて生活できる、彼が落ち着いてプレーできる環境にはならないと私自身想像している。彼だけではなく、チームとしての活動でもチーム全体が落ち着いて活動できる環境にはおそらくならないだろうなと思う。またいろんな方が関心を持たれていると思うので、そうなった時、彼の一番大切にしている家族、大切にしている方々への影響を考えると、招集しないほうが今はいいのかなと判断した。最初にも伝えたが、一言で言うならば彼を守るために招集を見送らせてもらったということでお話しできればと思う」

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