U-23日本と対するマリはパリ五輪決定済み…だからこそ植中朝日が語る「ただの親善試合ではない」意味
ゲキサカ / 2024年4月1日 7時4分
前線での高い貢献度で、U-23日本代表の勝利に貢献するつもりだ。FW植中朝日(横浜FM)は昨年11月に追加招集で国内活動に参加して以来、2度目の代表選出。U-23マリ代表戦の前日練習では「横浜FMでだんだん出場機会をもらっている。コンディションは悪くない」と好調を口にした。
今シーズンから横浜F・マリノスではインサイドハーフで起用される。FWアンデルソン・ロペスとともにチームの攻撃をけん引。得点だけでなく、敵陣PA左右に入り込んで決定機を作り出している。メンバー発表直前までは「自チームで結果を残してもう一度」と謙虚な姿勢だったが、今回の代表活動に招集された。
「(代表選出は)難しいとは思っていた。でも、そういう得点以外の部分でもチームに貢献できていたところを見てもらえたのかなと思う。ゴールはもちろん大事。だけど、そういった(インサイドハーフとしての)プレーも自分にはできる部分があるとまた自信になった」
U-23日本代表は4-3-3のシステムを採用しており、植中が昨年11月に参加したときは「あまり自分のプレーを表現できたかというと、やっぱりそうではない」と振り返っていた。だが、ここまで4日間の練習を終えて「前回よりはスムーズに入れると思う」と手応えを語った。
大岩剛監督は今回の招集メンバー26人全員の起用を目指すと公言。植中に出番が来る可能性も低くない。植中も「数字は一番に出したいが、そういったプレー以外にもゴールに迫るような、ゴールに直結するようなプレーを見せたい」と意欲。「自分が活躍して勝利するところを目指したい」と意気込んだ。
対するU-23マリ代表はすでにパリ五輪出場を決めており、日本がパリ五輪出場を決めた場合に対戦する可能性が高い。その意味でも、植中はやる気をみなぎらせる。「明日勝てば相手に嫌なイメージを持たせることもできる。そういった意味でも明日はただの親善試合ではない。価値のある一試合になると思うので、絶対に負けられない」。本大会での結果に結びつけるため、改めて勝利を誓った。
(取材・文 石川祐介)
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