IHで先発濃厚、U-23日本代表MF松木玖生は敗戦から真価発揮なるか「より前での仕事が求められる」
ゲキサカ / 2024年4月1日 7時0分
パリ五輪アジア最終予選前のラストマッチとなるU-23ウクライナ代表戦を翌25日に控え、U-23日本代表MF松木玖生(FC東京)が静かに闘志を燃やした。
チームは22日にあったU-23マリ代表戦(京都)で1-3の逆転負けを喫し、23日に北九州市に移動。課題が露わになったマリ戦で出番のなかった松木は、「マリ戦に出た改善点はチーム内で共有している。違うサッカーをするチームになるが良い試合をできると思う」と、勝利に向けての準備に手応えを感じていることを口にした。
具体的には「(マリ戦に)出ていないので中の状態はわからないけど、もっとゴール前に関われたのではないかと思うのと、もっとビルドアップのところがうまくできたら良い崩しをできたのではいかと思う」ということ。インサイドハーフでの先発が見込まれるウクライナ戦に向けては「より前での仕事が求められてくる。普段よりゴール前に入る回数が多くなると思うので、チャンスを生かし切れたらいい」と自身のプレーのイメージを膨らませた。
マリに敗れたことにより、4月にカタールで開幕するアジア最終予選の初戦に負けた場合のシミュレーションもある意味可能になった。アジア最終予選はグループリーグ3試合を中2日で開催するが、対戦相手の中国、UAE、韓国はどこも難敵で4すくみになる可能性もある。仮に初戦に敗れてもリバウンドメンタリティーを見せて第2戦に勝利することでパリ五輪切符への道をつないでいける。厳しい闘いの中で、向こうっ気の強さとFC東京でキャプテンとしてプレーしながら培った冷静さを併せ持つ松木が示していける要素はたくさんある。
ウクライナについては「個人の技術がしっかりしていて、後ろからのビルドアップ(がうまく)、カウンターも鋭かったのでそこを注意したい」と指摘し、「相手はパリ五輪に出るチームなのでタフな試合になると思うが、その中で勝利を掴み取りたい」と言った松木。日本のファンに強い気持ちで戦う姿を見せることを誓っている。
(取材・文 矢内由美子)
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