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[船橋招待]背番号9とチームの未来を託されたレフティモンスター。仙台ユースFW齋藤俊輔は纏ったベガルタゴールドをより輝かせる躍動を期す!

ゲキサカ / 2024年4月1日 19時27分

ベガルタ仙台ユースの9番を託されたレフティ、FW齋藤俊輔(新3年=1FC川越水上公園出身)

[3.31 船橋招待U-18大会 市立船橋高 0-2 仙台ユース グラスポ]

 もう迷いはない。ボールを持ったら、前へ。走り出したら、前へ。余計なことなんて考えず、目の前のやるべきことに100パーセントの力を注いで、今この瞬間のピッチで誰よりも眩いぐらいに輝いてやる。

「まずは1日1日、1試合1試合を大切にして、目の前の相手に勝つことを目指していますけど、大きな目標としてはプレミア昇格があって、プリンスも優勝したいですし、みんなでいろいろなものを積み上げて、みんなで高い目標をクリアできればいいなと思います」。

 悲願のプレミアリーグ昇格に再チャレンジする、東北の雄のナンバー9。ベガルタ仙台ユース(宮城)を前線で牽引するレフティモンスター。FW齋藤俊輔(新3年=1FC川越水上公園出身)は自分が叩き出す結果で、チームに確かな熱量を伝染させていく。


「競り合いの部分では相手の方が全然大きかったですけど、『足元に入ったらやれるかな』とは思っていたので、どう足元に入れてもらうかというところで、最初に8番(MF里頼都)から縦パスが入ったんですけど、そのシチュエーションを自分で作れるようにとは考えていました」。

 昨シーズンの高校選手権では全国4強。プレミアリーグに在籍する市立船橋高(千葉)と対峙した、『第29回船橋招待U-18サッカー大会』の最終日。齋藤は屈強な相手のセンターバックを前に、ボールのもらいどころに頭を巡らせていた。

「後ろから縦パスをもらってから、ターンしてドリブルするのが得意です」。スペースを探り当て、ボールを受けたらすかさず反転。相手が寄せてきてもお構いなし。「ドリブルの部分はチームで一番じゃないといけないなと思います」。グイグイと縦へ勝負していく積極性が頼もしい。

 参考にしているのは、同じ左足を利き足に持つ日本代表のアタッカーだ。「久保建英選手は間で受けて、ターンして、スルーパスを出したり、自分で仕掛けもできますし、自分とプレーが似ているなと。スパイクもちょっと同じものを意識して履いていますね(笑)」。憧れのレフティに自身のスタイルを重ね合わせている。

 傍目には悪くなかったように映るこの試合後には、反省点ばかりが口を衝いた。「収めてもその2,3秒後ぐらいに取られるシーンもありましたし、ちゃんと前に繋げるのが自分の仕事なので、そういう部分ではちょっと物足りなかったかなと思います」。MF永守大宙(新2年)とFW古屋歩夢(新2年)がゴールを挙げ、チームは2-0で勝ったものの、自身が数字を出せなかったことも納得のいかない要素だったようだ。

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