揺るがぬ自信を持って突破、ゴール。MF小野誠竜は大分U-18を勝たせてプロのステージをつかみ取る
ゲキサカ / 2024年4月1日 20時31分
憧れの選手はアルジェリア代表のFWリヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)。本家同様、シザーズで相手の重心を上手くずらした瞬間に一気にスピードを上げて置き去りにする。切れ鋭い突破で見る者を魅了するのが、大分トリニータU-18のMF小野誠竜(新3年)だ。
「ドリブルはあまり取られる気がしない。ボールを持ったら誰かしらを抜いてチャンスメークできる自信はある」。そう豪語する通り、ドリブルには確かな自信を持っているが、トップチーム昇格を果たしたFW木許太賀を筆頭にアタッカー陣に実力者が揃っていた昨年は途中出場がほとんど。「スタートで出ることができず、悔しい時期が長かった」と振り返る小野は、現状に満足せず全体練習後の自主練でドリブルに磨きをかけてきた。
最終学年になってようやく射止めた主役としての出番。「常に自分に対する自信が凄くある。良い出来が続いているというよりは、自分の実力が出せている。前から自信を持っていたのですが、年明けぐらいから良い感じになってきて、もっと自信が付いてきた。試合でも自分の形が出せていて、取られる回数が少なくなった。練習でも努力しているので、日々の積み重ねが活きている」。
そうした言葉は決してビッグマウスではない。左サイドでボールをもらえば、いとも簡単に対面する選手をかわしてクロスやシュートまで持ち込んでいく。先日に行なわれたPUMA CUP in SAKAIでもピッチを躍動し、大会3日目の浜松開誠館高戦では2ゴール。シーズン開幕前に行なったトップチームのキャンプは怪我で帯同できなかったが、3月に行なった練習試合でも手応えを感じるプレーができたという。苦手にしていた守備も今年に入ってからはチームへの貢献度が高まり、改善の跡が伺える。
トップチームに2種登録された今年は、練習参加を何度も経験。「トリニータの攻撃陣の中でも(レベルが)違うなと思った。ポジショニングがよくて、ボールを持っても取られない」と評するMF野村直輝は格好のお手本。「ボールを持った時にドタバタしている時があるから、もっと冷静になれ。自分ならやれるから」とアドバイスをもらい、参考にしているという。
一足早くトップチームに昇格した1年先輩の木許、DF小野俊輔、MF松岡颯人の存在も刺激になっており、「越えなければいけない」と口にする。「今年はチームを引っ張って行きたい。チームを勝たせるためにゴールとアシストを増やしたい」。そう意気込む小野は勝利と得点を積み重ね、憧れだったプロのステージをつかみ取る。
(取材・文 森田将義)
外部リンク
- [船橋招待]背番号9とチームの未来を託されたレフティモンスター。仙台ユースFW齋藤俊輔は纏ったベガルタゴールドをより輝かせる躍動を期す!
- 県立の伝統校、丸岡の新2年生FW久木達也が印象的な動き。武器のドリブル、シュート、献身的な守備で「周りに頼られるような選手に」
- 「自分が折れたら終わり」。富山一の新リーダー、左WB大村笙太主将は1つ1つ泥臭くプレーすることを追求する
- [船橋招待]先輩の磐田MFやカゼミーロのように。静岡学園の中盤で堅実なプレー続けるMF堀川隼が先制ゴール
- [MOM4656]静岡学園DF矢澤玲士(新3年)_復調し、責任感も向上。186cmCBが守備範囲の広さを発揮するなど最終ラインの中心に
この記事に関連するニュース
-
[MOM4672]興國FW安田光翔(2年)_育成軍団のブレイク候補。先発起用に応え、3発!
ゲキサカ / 2024年4月23日 20時20分
-
「良いところまで行こう」ではなくて「タイトルを獲ろう」。2024年の大成は歴史を変えるための大いなる冒険に挑む!
ゲキサカ / 2024年4月22日 19時22分
-
憧れのチームで成長中。静岡学園Ⅱの2年生レフティー、MF神吉俊之介がドリブルで魅せる
ゲキサカ / 2024年4月22日 18時19分
-
【五輪最終予選】U23日本・大岩監督 決勝T進出で「自信を持って送り出した。選手も応えてくれた」
スポニチアネックス / 2024年4月20日 2時45分
-
大阪体育大新入部員に京都橘の高校選抜CB池戸、佐賀東MF宮川主将、明桜FW臼田、立正大淞南CB西口主将ら
ゲキサカ / 2024年4月2日 16時2分
ランキング
-
1【ソフトバンク】連勝7で止まった 10日ぶり「みずペイ」初黒星 守護神オスナ背信9回決勝被打
スポーツ報知 / 2024年5月1日 21時21分
-
2「大谷の退団は正しかった」トラウト離脱で末期的状況のエンゼルスを米メディア酷評
東スポWEB / 2024年5月1日 16時9分
-
3大谷翔平、33試合目でド軍移籍後初のスタメン落ち 前夜は“蜂ショック” 敵地9連戦ラストで休養か
スポーツ報知 / 2024年5月2日 6時50分
-
4阪神監督が「僕をクビにしようと思っている」 “勝ちたい発言”で冷遇…抱いた違和感
Full-Count / 2024年5月2日 6時50分
-
5【阪神・岡田監督語録】「引き分け言うても追いつかれてる」 延長戦負けなし、でも厳しく分析
スポニチアネックス / 2024年5月1日 23時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください