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[関東 ROOKIE LEAGUE]2年連続昇格を目指す駒澤大高 。183cmCB宋世梛は「誰にも負けないぐらいの自信」持つ空中戦で奮闘

ゲキサカ / 2024年4月24日 11時40分

駒澤大高DF宋世梛(1年=東京朝鮮中高級学校出身)は激しい競り合いで相手を上回っていた

[4.21 関東ROOKIE LEAGUE Bリーグ第2節 桐光学園高 2-1 駒澤大高 時之栖裾野G]

 駒澤大高(東京)は2020年の関東ROOKIE LEAGUE参入から5年目で初のBリーグ挑戦。183cmのDF宋世梛(1年=東京朝鮮中高級学校出身)は、「ルーキーは去年までCリーグで1個上の先輩が上げてくれて、この1年の大会で全国的にやっている1番大きな大会ということで、『自分はここで活躍して、トップチームで活躍できる』という自分の見せ場を見せれる場面だと思っています」と語る。

 開幕戦は昌平高(埼玉)に0-4で敗戦。桐光学園高(神奈川)との第2節は、前半10分にDF近藤夏揮が先制点を決めたが、前半終了間際と後半19分の失点によって逆転されてしまう。1対1の対応やヘディングで強さを見せるCB宋やセカンドボールを回収する近藤、DF登坂翼が後方を支え、終盤はMF木村千尋のキープ力などを活用しながら迫力のある攻撃を見せた。

 だが、1-2のまま試合終了。宋は「開幕2試合、昌平と桐光っていうBリーグの中でもほんと上位の全国でも活躍する高校とできて、結果は両方負けて。これに向けて練習してきたことが全部発揮できなかった訳ではなく、発揮できて、通用した部分もあったけれど、失点後の雰囲気とか、失点の仕方がチームの雰囲気を悪くして、そこからちょっと崩れてしまったと感じました」と悔しがった。

 宋は「駒澤のスタイルも蹴って競り合いっていう部分だったし、空中戦は自信あったんで選びました」と駒大高へ進学。ROOKIE LEAGUE開幕2試合の自身のパフォーマンスについて、「自分の空中戦はほんとに、誰にも負けないぐらいの自信はあって、今回の2つの高校にも十分通用したと思います。出せなかったところは、昌平も桐光も上手いドリブラーとかがたくさんいて、そこで何回か剥がされたりする場面があったり、縦パスの精度とかが高くて、そこを上手く潰し切れなかった部分は感じました」と振り返る。

 チームのROOKIE LEAGUEの目標は2年連続の昇格。宋は高校3年間の目標について、「僕はサッカーするために駒大に来て、この3年間でプロ目指してるんで、この3年間がほんとサッカー人生の勝負の期間だと思ってるので、この3年間で上手く全部自分のプレーができるように吸収して、もっと活躍したいと思っています」と誓った。まずはROOKIE LEAGUEで活躍できるように努力を重ね、チャンスを勝ち取る。
DF近藤夏揮は先制点を決めた
MF木村千尋はキープ力を活かし、相手DFを剥がしていた
(取材・文 吉田太郎)

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