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[関東 ROOKIE LEAGUE]個々が技術力を発揮し、改善した守備でも静岡学園封じ。帝京が2-0で開幕白星

ゲキサカ / 2024年4月22日 12時56分

前半44分、帝京高FW山田知希が先制ゴール

[4.20 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第1節 静岡学園高 0-2 帝京高 時之栖裾野G]

 20日、関東・静岡の強豪校の1年生が90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2024 関東 ROOKIE LEAGUE」が開幕した。Aリーグ第1節で20、21年のU-16日本一・静岡学園高(静岡)と帝京高(東京)が対戦。帝京が2-0で勝ち、白星スタートを切った。

 帝京は技巧派軍団・静岡学園に良さを出させず、ボールの握り合いでも上回るような90分間。CB石田悠人は「結果としては正直こんなに上手くいくとは思ってなくて。ボランチで結構相手を翻弄というか、ディフェンスで前からいけたっていうところがこの2-0に繋がったんじゃないかなと思っています」と振り返る。

 静岡学園は前半、182cmの長身FW坂本健悟がターンから右足を振り抜くなど、存在感のある動き。ポスト役としても効果を発揮する坂本が前半半ばに負傷交代したことが響いた。

 逆に帝京は、「自分は(コーチの)山下(高明)さんからも『FWが落ちたりした時は本当に自信持って前出ろ』と言われてたんで、自信持って前出て、FWは僕が潰すっていう意識で、本当に自信持っていきました」という石田がスピードも活かして鋭いチェック。CB小山凱成らチームメートとともに相手に起点を作らせない。
CB石田悠人は最終ラインの中央で奮闘
 また、FC多摩ジュニアユース時代に日本一を経験(チームメート7人が帝京へ進学)し、メニコンカップメンバーにも選ばれているMF吉田楽音と東京Vジュニアユース出身のMF住野空来が技術力と守備面でも健闘する。

 キープ力の高い選手が多い帝京は、MF森川葵、MF加藤歩真ら複数の選手がボールに係わりながら攻撃。加えて、左SB吉澤頌裕が個人技で左サイドを突破するなどゴールに迫る。一方の静岡学園はMF泉新が中盤の底の位置でボールを奪い返し。また、ともに184cmの保延昭良と飯尾善の両CBがゴール前で相手を食い止め、フィードを含めて攻撃の起点となっていた。

 また、活動量の多いMF松永悠輝らがゴールを目指したが、ドリブルが相手の堅い守りに阻まれるなどなかなか決定機を作り出すことができない。逆に帝京は前半45分、住野がクイックでのリスタート。相手の隙を突いてFW山田知希が抜け出し、先制点を決めた。
前半44分、FW山田知希が先制ゴール
 帝京は後半も「1対1の強さとヘディングの高さだったり、強さで負けないところが強み」という石田らが相手の攻撃を封鎖。複数の選手が係る形で局面を攻略するという帝京らしさも披露する。そして、住野が追加点。練習試合では守備面で上手くいかないことが多かったという。だが、選手同士のミーティングなどで改善。開幕勝利に繋げた。続く西武台高(埼玉)戦は立ち上がりに連続失点。だが、立て直し、後半の2得点にDF安藤晴郁と中体連出身のFW東江心平のゴールによって2-2に持ち込んだ。

 石田は今年の目標について、「この1年間ではやっぱりトップチームでいち早く練習参加して、スタメン勝ち取って戦えるように頑張っていきたい。ルーキーリーグはもちろん優勝を狙いつつ、チーム誰が出ても帝京は強いなっていう強みを自分から発信して、みんなで盛り上げていこうかなと思っています」と語った。名門復活への道のりを歩む帝京が、1年生から成長と結果にもこだわる。
MF住野空来は1ゴール1アシストの活躍
(取材・文 吉田太郎)

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