[関西U-16 ~Groeien~]金光大阪は後半終了4分前にFW姉川琥珀が決勝点。「30人で一丸となって戦えた」ことで90分間走り切る
ゲキサカ / 2024年4月27日 20時58分
[4.27 関西U-16 ~Groeien~G2第1節 金光大阪高 2-1 大阪学院大高 ダイセル播磨光都第3G]
関西地域のU-16の年代において、長期にわたるリーグ戦を通して選手の育成および指導者のレベルアップを図ることを目指す「関西U-16 ~Groeien~2024」が27日に開幕した。G2リーグの金光大阪高(大阪)は大阪学院大高(大阪)に2-1で勝利。G1リーグ復帰へ向けて勝ち点3を獲得した。
金光大阪は最終ラインで抜群の強さを見せていたCB田原清羽のインターセプトからMF梶麟太郎がポストを叩く一撃を放ち、梶のスルーパスからFW姉川琥珀がチャンスを迎える。また、181cm左SB尾関夢斗の攻め上がりなど先制点を狙うと後半27分、MF植田瑛太が右中間からドリブルで運びながら左のポケットへ好パス。姉川の折り返しを交代出場のFW白井大貴がゴールへ押し込んだ。
その後、DFラインの背後を取られて追いつかれたものの、41分に決勝点を奪う。尾関の左ロングスローがPAにこぼれる。これを姉川が正確な左足シュートで右隅へ決めて2-1。姉川(大阪セントラル出身)は「ボールが来てびっくりしたけど、しっかりゴール見て決め切れたことが良かったと思います」と微笑んだ。
金光大阪は終盤に差をつけて白星発進。殊勲の姉川は「メンバーが足攣ったり、色々な出来事があったけど、みんなが声出して、最後までベンチ合わせて30人で一丸となって戦えたことが最後まで全員が走り切れた理由かなと思います」とチームメートたちに感謝していた。
姉川は1年生同士の真剣勝負でのパフォーマンスについて、「ミスもかなりあったけど、仲間がしっかり補助してくれたんで良かったかなと思います」。プレーでチーム、観衆に影響を与えるFWクリスティアーノ・ロナウドが憧れの選手。1試合走り切る力と得点力に自信を持つFWは「(関西 U-16 ~Groeien~の個人目標は)全試合得点でG2の得点王にもなりたいです」と目標を掲げた。
開幕戦を白星で飾ったが、試合終盤のチームの走力については満足していない。「グロイエン(Groeien)での目標はG2全勝でG1に勝ち上がって、プレーオフも2試合連続で勝って全国大会行って、 1年生の時から全国優勝目指して頑張りたい」(姉川)という目標達成のためにも、課題を改善し、特長を伸ばす。
CB田原清羽は最終ラインで抜群の強さを見せていた
後半27分、FW白井大貴のゴールを喜ぶ
(取材・文 吉田太郎)
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