[球蹴男児U-16] 攻守に奮闘のMF瀬口天翔「次に繋げる」。熊本国府は黒星も後半に落ち着いてボール動かし、1得点
ゲキサカ / 2024年5月3日 20時30分
[5.3 球蹴男児U-16リーグD2第1節 熊本国府高 1-3 福岡大若葉高 大津町運動公園多目的B]
熊本国府高(熊本)は、「2024 球蹴男児U-16リーグ」D2リーグ開幕戦で福岡大若葉高(福岡)に1-3で敗戦。1年でのD1リーグ復帰を狙うチームは黒星発進となった。
MF瀬口天翔( FCK熊本出身)は、「立ち上がりの入り方がとても甘かったので。最初の入り方がやっぱ大事かなと」と悔しがる。緊張もあって入りで引いてしまい、主導権を渡してしまった。
GK德村漣斗のファインセーブやCB川口太央のカバーリングなどで凌いでいたものの、前半27分、28分に連続失点。ただし、瀬口が「ベンチで後半からみんなで落ち着いて回そうということで、しっかりとみんなで回して良かったと思います」と振り返ったように、後半は熊本国府らしく戦っていた。
「(ストロングポイントは)僕はキックですね。小学校からキックが得意だったので、高校でもキックを磨こうと思って練習からキックを磨いています」という瀬口や、DFを剥がす力や、展開力を見せるMF宮原颯汰、前線で収めどころとなったFW山田武蔵が中心になってボールを動かす。
後半については、「まだ全然だったと思うんですけど、前半よりかはみんな走れていて、無得点ではなく1点取れたっていうところが次に繋げると思います」と瀬口。その瀬口の質の高いキックなどから相手ゴールを脅かし、後半45+1分、MF木下晴斗が左サイドからのシュートで1点をもぎ取った。
MF木下晴斗は試合終了間際に貴重なゴール
瀬口は熊本国府への進学理由について、「まず選手権を見に行った時に、コーチ陣や、選手たちの士気が高く、みんなでまとめて、練習もコーチの指示なしでキャプテン中心に動いていたので、すごく魅力的だと思い、国府に入りました」と説明する。
Aチームは今年、プリンスリーグ九州2部へ昇格。また、セカンドチームが熊本県1部リーグを戦っており、士気が高い。1年生もアピールし、上のカテゴリーのチームに加わることを目指していく。
この日、守備面で予測力も発揮していた瀬口の目標とする選手は、日本代表MF遠藤航。自分も、攻守でチームに貢献できる選手になって、「男児はここからしっかり無失点、負けなしというところを目指して頑張っていきたい。(3年間では)全国大会で1回戦突破っていうところを目指して頑張っていきたいと思います」という目標を達成する。
CB川口太央が身体を張ってクリアする
(取材・文 吉田太郎)
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